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【人生分からん】色々あって"お店作りを始めちゃったワケ" Part.6

こんにちは。Tamatsukuriです。
このたびは投稿をご覧いただきありがとうございます。

こちらの投稿はPart.6となります。
前回の投稿はこちらになりますので、ぜひチェックしてみてください。

それでは続きを始めていきます!!

ちょっと芽生えた責任感

転職してから約3年が経過した。
その間には何人もの大好きな上司たちが新たなチャレンジで異動や転職をしていき、気付けば男性の社員は私1人になっていた。
施設の特性上、シャワーやロッカーが男女で分かれているため、男性に関するトラブルは基本的には私が対処をしなければならない。
今までは下の立場だったので関与していなかった仕事が多く、本当に楽しく働かせてもらっていたのだと実感。謝謝。

楽しんで働いているだけではもうダメ。もっと責任感を持ってしっかりしていかなきゃ。

そんな思いが日に日に強くなる。
さらに発売前の新商品を店舗のスタッフ全員にレクチャーする役割を与えられた。商品知識の教育係というやつだ。
新商品の知識をスタッフ全員に覚えてもらい、それを簡単に分かりやすくお客様に伝えられるようなセールストークを考えたり、ロープレなどで接客練習をしたりする。
私のポンコツ指導にも関わらずアルバイトも含めスタッフ全員が本当に良い人ばかりで、お客様へ積極的にアプローチをしていく姿や実践のなかで分からなかったことを質問してくる姿勢に私は感動するばかりだった。

少しは成長できているのかなと思える日々が増えてきた気がする。

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100km!?

もちろん仕事ばかりに憑りつかれてしまうことがイヤだったので、走ることを大いに楽しんだ。
ついにウルトラマラソン(100km)に初挑戦。
もはや変人の域である。私もそう思う。
フルマラソン2回走っても、まだ終わらない距離なのだ。
練習方法もハンパない。60km走など普段では考えられない時間と距離を経験していく必要がある。
まぁ 一つの話のネタになるから頑張ってみるか!!」とめっちゃポジティヴに考えて練習をした。

迎えた本番では人生初フルマラソンを思い出すようなレース展開。
前半50kmで調子に乗ってスピードを上げてしまい、70km地点あたりで限界となり2回ほどコースで吐いてしまった。
そもそもランニングはジャンプ動作に近い動きを連続で行う。それを何時間も続けた結果、内臓がやられてしまった模様。
そこからが地獄だった。エネルギー消費に備えて補給剤を持っていたのだが、内臓が全く受け付けてくれず食べられない。でも残り30kmを進まなければならない。
あぁ・・・。リタイアしてぇ・・・。
その言葉で頭がいっぱいになってお散歩が始まってしまう。
話のネタにはなる十分な内容のレース展開だし、たぶんみんな慰めてくれるよね・・・。

もう止めようと思っていた時に奇跡が起きる。
なんと、お店のお客様が向かい側から応援で駆けつけてくれたのだ。
しかも80km地点で各地点の通過速報を見ながら待機していたらしく、あまりにも私が遅くて心配で逆走してきたらしい。応援に来るとは聞いていなかった私は超ビックリ。
並走してもらいながら今までの出来事とリタイアしようとしていたことを話した。そうしたら意外と楽に80km地点まで来れてしまった。
ここまできてリタイアはダサいよな。
そんな思いが強くなり、ここにきて完走することを決意する。
救世主であるお客様とは80km地点でお別れし、お散歩とトボトボ走りを繰り返しながらなんとかゴール。
タイムは9時間30分。ゴール直前から自然と涙が出てきて止まらなかった。
頭の中でサライが流れてる感じ。
ゴールできた安心感とリタイアしなくてよかったという思いで溢れた。

また出場したいかと言われたら・・・したい(笑)
トラブルが無かったらタイムはどうなっていたのか知りたいし、正直悔しい。
あのモヤモヤの再登場である。
現状はまだ出場できていないが、今後必ずリベンジしたいと思っている。

2回目の・・・

ある日、店長から衝撃の言葉が伝えられた。
〇月に閉店することになりました。
あれ??それどこかで聞いたことがある気がする。

なんと前職に続き、人生2回目の閉店宣言を受けることになってしまった。
会社の方針として決まったことであり、しょうがないことではあるが私はすぐには受け入れることができなかった。
実家で夕飯を食べながら泣いていたのをよく覚えている。
閉店後は他の店舗に配属されると言われたが、他店舗にはロッカー・シャワー設備が付いておらず、純粋に商品販売をすることになってしまう。
ランニングに関わる仕事にこだわって転職してきた私にとっては正直ときめきを感じることはなかったので退職することを決意した。

そこからはお店の閉店準備や私自身の転職活動であっという間に閉店を迎えてしまった。商品や什器等の搬出をし、完全に空っぽになった空間を見た時には何とも言葉には言い表せない気持ちになった。
新卒で入社したスポーツショップ閉店の時の感覚に近い感じ。
「出勤ランしてたあの人はどうするのかな」
「あの人たちにももう会えないのかな」
「イベントがもうできないのか」
「楽しそうに走りに行く姿も気持ちよさそうに帰ってくる姿ももう見れない」

この職場でランニングを楽しむ沢山の人に出会えて本当に幸せだった。
私自身が今まで以上にランニングを好きになるきっかけを与えてくれた場所。
本当にありがとうございました。

Part.5はここまで。
なんと2回目の閉店を経験してしまった私。
さぁこれからどうなる。

お知らせ

現在私は【Kreis und Kreis-クライス アンド クライス-】という名前の"はしる・あるくが楽しくなるものを作る"をコンセプトとしたお店を運営しています。

※現在ネットショップのみで商品を販売中です。
 種類は少ないですが、ご興味のある方はぜひアクセスしてみてください!

お店のInstagramもぜひフォローをお願いします。

最後までご覧いただきありがとうございました。
また読んでいただけたら幸いです。

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