「たまたま」の発動条件
たまたま舎という名前を付けたからには、たまたまについて日々研究しています。
2020年の研究によると、「たまたま」が発動するには、ちょっとした能動的な行動が必要なことがわかっています。(私調べ)
たとえば運命的な作品とたまたま出会うためには、晴れていて気持ちがいいからと街へ出かけること、街角でポスターを見かけること、ポスターを見て個展に行ってみようとギャラリーへ入ること、そういった自主的な行動が必要になってきます。
ところでポートレート撮影の北国写真館に声をかけてくださる方の60%がインスタグラム経由です。みなさん、「たまたま投稿を見かけて」とおっしゃいます。(30%は口コミ、10%は知り合い)
書いて投稿すること、インスタグラムを見ること。双方の能動的な行為によってたまたまが生まれているのです。
結婚式の撮影を依頼してくださった早織さんとの出会いも「たまたまインスタグラムで見つけて」というものでした。きっと、ちゃんと思いに応えてくれるのかと、早織さんはとっても勇気が必要だったと思います。
「おはなし」と式当日の2日しか会っていないのに、とても心を開いてくださった新郎新婦。式中に目を合わせては、幸せな時間を確認し合うように、にっこりと微笑み合いました。
そんな出会いを通して、こんな素晴らしいたまたまがあるんだったら、もっとがんばりたいと思うようになりました。
まだ生まれていないたまたまが、未来できらきら輝いてきっと待っている‥。目の前に現れたたまたまは、そんな未来のたまたまの保証をもしてくれるのです。
たくさん良いたまたまと出会いたいから、伝え続けていますし、出かけるし、扉を開きます。
人生が動いていくヒントは、「たまたま」に隠れています。
つまりたまたまと出会いたい人は、勇気を出して能動的に何かを「やってみて」ください。
たまたま学、第一講を終わります。
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