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矯正歯科-潜入調査レポート(5)

6.まとめ

 カウンセリング巡りをしていた目的は、矯正のことを勉強するため、知識を得るためだった。しかし、D歯科医院では収穫ゼロだった。これ以上カウンセリング繰り返しても新しい知識は望めず、当初の目的は達成したと判断した。残すは本命の歯科医院での対面カウンセリング。

・精密検査
精密検査は通常3万円~5万円が相場。精密検査ではレントゲン、セファロ、印象取得を行うが、それなりに高額であるため、そこで矯正やると決めた人がほとんどである。精密検査を受けて辞める人は矯正自体を辞める人だとなる。精密検査受けてから比較したいが、そこまで行くと断りにくい。つまり、常識的に考えると、無料カウンセリングだけでどこで矯正するかを決めなければいけない。
 精密検査をしないと何もわからないというところが多いが、無料カウンセリングの結果で消去法ができる。雰囲気が合わない(B歯科)、誠実さがない(D歯科)という理由で通える自信がないところは選択肢から除外する。
 
 しかしながら、矯正歯科は複数カウンセリングが浸透しているが、一般歯科は飛び込んだところで治療するのが当たり前で、比較検討という文化が浸透していない。矯正歯科のほうが比較しやすいし、開かれている。一般歯科だと、おかしいと思いつつ、他を知らないから受け入れざるを得ない。
 もちろん、いったん矯正を始めたら浮気はできない。だからこそ、しっかりと始める前に見極めたいものだ。

・HPは役に立つのか?
 カウンセリングする矯正歯科を選ぶにあたり、HPで情報を集めて決めた。つまり、HPのある矯正歯科だけで検討した。HPがない矯正歯科が無いところは情報が全くないため論外である。HPから受ける印象と、実際に印象に差異はあったのか?訪問した3件はほぼHPから読み取れる雰囲気と相関があった。HPにクリニックの個性がにじみ出ている。特に、インビザラインは近年の進歩が著しいため、HPも最近更新されたものとなっている。
 一方、一般歯科はどうなのか?HPが昔のまま更新されていないこともある。また、HPはとても良いのに、電話対応が残念だった歯科医院もあった。総じて、矯正歯科よりもHPでの判断が難しいと思った。
 矯正歯科を探す場合、まずは『HPをじっくり読んで比較する』というところからスタートしてみるのがいいと思う。

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