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ミッドサマーを見たというお話(後編)

春はおひさまぽかぽかでねむい
夏は暑さで疲れてねむい
秋は涼しくてねむい
冬は寒くてねむい

春夏秋冬眠いですよね。

↑前回の記事からちょっと経ってしまったので、ミッドサマーに対する情熱は冷めてはおりますが
夏も終わりますのでこれだけは文書で残しておきたいなあという感想(イヤポイント)を綴っていきたいと思います。

イヤポイント③ドラッグで視える幻覚を魅せようという熱意がヤバい

ミッドサマーで一番イヤだと思ってるのがここです。

幻覚そのものにグロ要素などはないんですが、とにかく気持ち悪いのに見ちゃう、というか見させられます。
ストーリー終盤で、主人公のダニーが村の女王様になるという展開があります。
村のお祭りには女王を決める儀式というものがあり、内容としては村のオリジナル謎の草ジュース(気分が高揚する効果あり)を村の娘全員が飲んで、踊りを踊りまくるというもの。
最後まで転ばずに踊れた娘が女王というシステムです。しかもこのジュースを飲んで踊りまくるとフィンランド語のわからないダニーでも村の娘と意思疎通ができるようになります。
気持ちいいうえに無限に踊れて翻訳機能もついてるスーパードリンクです。飲んだら人間やめられそうですね。

そんな流れで女王様に抜擢されたダニーなので、女王お祝いの席ではだいぶダウナー状態。
色とりどりの花の冠をつけたダニー。おめでとうダニー。おめでたいのかわかんないけど。この後どうなっちゃうのかしらと見守っていると花の冠に使われているガーベラの中心の黒い部分が、脈打つように動いた気がしました。
あれ?気のせいかなと?でも動いたような気がするな?と、ダニーが映るたびに注目するのですが、動いているといえば動いてるし、動いてないといえば動いてないし…。
そのうちダニーの座っている椅子のひじ掛けに生えまくってる草がワラワラ動き始めたので、
そこでやっと「あ、ここやべーの視えるシーンだわ。ガーベラ動いてるわ。」と認識でき、そのあともガーベラは盛り上がる様子もなくひたすら地味に、たまーに脈を打っていました。
この地味さ!すっごい気持ち悪いですし、うまいなと思いました。だって気になっちゃうし、ちょっと不安になりますもの。
私の拙文では伝わりにくいでしょうが、中心の黒いガーベラが地味に動き続けるのが気持ち悪い件に関しては色んな方に知ってほしいと思い筆をとった次第でございます。
ジジババの潰れた顔面や熊の内蔵より、地味に動くガーベラの方が気持ち悪いんですよほんとうにもう。。

他にも色々気持ち悪い幻覚シーンがあるのですが、正直この感想を書くのにめちゃくちゃ飽きてきた。ので
ミッドサマーの感想はこの辺でお開きにしたいと思います。

先日本屋で「フィンランドの家具に囲まれた生活」という可愛らしい表紙の本をみかけて
なんとなく薄ら笑いを浮かべてしまったのはミッドサマーの世界観に生活が侵略されている気がしました。
そんな弊害もある映画ですがイヤらしく楽しい映画なのでまだ観てない方は是非みてくださいね。

では、私は手の甲に生えた雑草を抜かなければならないのでこの辺で。

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