ハイヒールを履いてきてくれて、俺は悦だよ。
悦セイストのふらぺちいのです。
寝過ごしていた。疲れているんだ。
普段起きてる時間にバイトがあって、いつもより2、3時間早く起きる。
そのあとにネタ合わせでむちゃくちゃ頭を使った。そりゃ寝過ごすわ。
「俺寝てないわー」を代表する疲れるほど頑張ってます自慢は嫌がられる。でもここは開き直って
寝過ごすほど疲れてるから、サポートなりスキをください。シュークリームが食べたいんです。
とでも言っておこうか。ファミマのシュークリームが食べたいんじゃ。
寝過ごした駅で、同じバイト先の女の子に会った。
ホームを並んで歩いていたら、女の子が急にコケて倒れ込んだ。
どうしたのか。その子がコケた原因を必死に探している自分。
女の子の靴を見たら、底の厚い靴を履いていた。
コケた原因がわかった私は、理解できた悦を感じ、こう言った
「そりゃそんな靴を履いていたらコケるよね」
女の子と別れてから、目的地に向かう道中で、猛烈に反省した。
そこはまず「ケガは無い?」と言うべきだったな。
声色もテンション高いわけでなく、まるで詰問するかのように言い放った形になった
「そんな靴を履いているからだよ」
今度バイトで会ったときに謝りたい。
そもそも、女の子はかわいいを手に入れるために頑張る。寒いのに短パンを履く。苦しいけどコルセット巻いて細くみせる。そして今回の厚底やハイヒールを履く。
彼女たちがおしゃれをしたい気持ち。意中の相手にかわいいと思われたい気持ち。全部まとめてゴミ箱に捨てて
無理してまですることじゃねえだろ!!
と叫びたいところだ。まあそこは野郎のおしゃれ感覚。
たぶん女子同士であれば、寒いけど短パンやスカートを履くことで、寒いを上回る大きな悦を得ているのだろう。そこは悦セイストとして否定するつもりはない。
ただもし彼女とデートするとなった時に、待ち合わせ場所に、短パンコルセットハイヒールの豪華三点セットで彼女が待っていたらどうだろう。
私は「ハイヒールとか歩くの大変そうだから運動靴で来ればいいのに」とか平気で言う。「あなたのためにおしゃれしてきたのに」と言い返されても「余計なお世話だ」とか言う。
僕のためであれば、そんな辛い思いをしてまでやることじゃないと思う。
後日彼女の友人から「あの子、あなたのために頑張ってたのに。あんな言い方無いんじゃない?」と言われても「俺は頼んでない」の一点張りで応戦するのが想像できる。
別にハイヒールだって、スニーカーだって、どっち履いたってかわいいって。彼女なんだから。鉄下駄で来たってかわいいよ。彼女なんだから。おしゃれに無頓着な私は、全身ユニクロで構わないし、履き慣れた運動靴で結構だと思う。
でもそういうことじゃないんだろうな。女の子は野郎が思っている以上に、他の人から見られている意識が強いと思う。ファッションなんかめちゃくちゃチェックされていると思う。
ドン小西さんや、ヒルナンデスの植松さんに限らず、ファッションおブスの素人が、男女問わずに全身見ているのだろう。
そんな周りの視線地獄で生きている女の子たちにとって、ユニクロの服に身を包んで、履き慣れた運動靴で街を闊歩するなんて、自殺行為同然なんだろう。野郎には一ミリもわからないが。
彼氏のためにおしゃれするは
「彼氏に喜んでもらう」じゃなくて「『おしゃれな彼女が横にいて素敵だな』と周りに思わせることで、彼氏に喜んでもらう」みたいな、野郎が思う1歩も2歩も先を行く考えをしているのだろう。わからないけど。
だから本来は、彼女がハイヒールを履いてきたら
「足つらいだろうけど、ハイヒールを履いてくれて、俺は悦だよ」
って言うのがイケメン悦セイストなんでしょう。ほど遠いな。
だからハイヒールの女の子がコケた時は
「そんな靴を履いているからコケるんだよ」じゃなくて
「大丈夫?ケガはない?」と言った後に立ち上がらせて
「素敵な靴だね」と言って、靴の話を広げるのが男前といったところだろうか。
めんどくせえ。
#悦セイ #悦セイスト #おしゃれ
シュークリーム(128円)とピザまん(130円)を買いたいです。恵んでください。