Webサイトの「ダークパターン」
悪質なWebサイトってある。
フィッシング,スキミング,ワンクリック詐欺などなど,Web上での違法な詐欺行為は枚挙に暇がない。詳細はリンク先で確認いただきたい。気をつけねばなぁと,わたし自身こういった情報にはアンテナを張っている……つもりであった。
と,いうのも「ダークパターン」。
恥ずかしながら最近知った単語。
フィッシング,スキミング,ワンクリック詐欺のような真っ黒な違法行為ではなく,なんというか法的にギリギリ黒か,グレーかというダークな手法によってユーザーを誘導する行為を「ダークパターン」というらしい。Wikipedia参照のところでは,概念自体は2017年ごろから取り上げられているようなので,最近まで知らなかったこと自体少々反省。
例えば,以下のようなものが挙げられている。
ベイト・アンド・スイッチ
ベイト・アンド・スイッチは、全く利用できないか、または少量でストックされている無料の(または大幅に割り引かれた )製品またはサービスを宣伝するダークパターンである。 既に製品が利用できないと明らかになった後、宣伝されたものと同様の他の価格の製品が宣伝される。
強制開示
強制開示は、ユーザーがサービス上必要の無い、クレジットカード情報や住所、電話番号等の個人情報を要求されるダークパターンである。また、一部の企業は、この情報を広告主に販売する。
ローチモーテル
ローチモーテルまたはトランメルネットは、入るのは簡単だが出るのは難しいという特徴のダークパターンである。 例としては、購読者がオプトアウトまたはキャンセル要求を印刷して郵送することが必要なビジネスモデルが挙げられる。
隠れたコスト
隠れたコスト(英語: Hidden Costs)は、支払い手順の最終ステップに進んだ段階で予想外の追加料金(送料、税金など)がいきなり表示されるというダークパターンである。
偽のカウントダウン
偽のカウントダウンは、「希少性バイアス」を利用してユーザーを焦らせることを目的としており、「あと1時間でセールが終了する」などの嘘のカウントダウンを表示することでユーザーに商品の購入などを促すダークパターンである。
引用 Wikipedia
Webに関わる職業人の御用達コリスでもそれらは詳しく述べられている。
とかく,ユーザーを誘導するための悪質あるいは強引な行為はもちろん,誤認を生むような行為,ユーザーの正常な判断を奪うような煽りも「ダークパターン」として問題視されているというところが興味深い。
24時間以内に5人が買っていますよ!
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あれ,心当たりある。良し悪し誘導されてますね,我々。
ユーザーを過度に引き付けて行動させて,購買や会員登録に促すことってプラットフォーマーとしていかがなものですか,という問題提起がなされている、その過渡期というところでしょうか。
SNSってヘロインくらい中毒性があるって記事もあったりしますしね。
これからのWebの発展に際して,ちょっと頭に入れておくと考えの敷衍に役立つ視点です。
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