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「サチる」ってなに?

「技術系の人の多い職場へ転職しようと思うんです」ってお世話になっている先輩に相談したとき,教えていただいた言葉の一つがこれ。

「サチる」

教えてもらった教訓はその他たくさんあるのだけれど,妙にこの言葉の音韻が頭に残って今でも印象に深い。

その先輩もかつてディレクターとして,SIerからモバイルゲームの制作会社へ転職した。その際に技術職のメンバーとのコミュニケーションには偉く苦心したらしい。「ログイン○○回くらいから課金料ってサチってくるからねー」ってやり取りの「サチる」ってところが聞き取れもせず,意味も推測できず,技術メンバーに言葉の質問なんてしようものなら信用を欠いてその後の関係性に関わるから,うまく聞くこともできなかったらしい。

普通に生きていたらあんまり出てこないようなスラング。

サチる(さちる)とは
「飽和する」「いっぱいになる」「限界に達する」「最大の状態になる」を意味する日本のスラングである。 主に研究者や技術者が使用し、対象が飽和状態になった様子を表す。
英語で「飽和する」を意味する「saturate(サチュレート)」や、その名詞「saturation(サチュレーション)」に由来する。
引用:https://makitani.net/shimauma/sachiru

技術メンバーが使っているローカル言語になじむことって大事だよ。
大したこと言ってないけれど,ローカル言語に翻弄されて意味わからなくなることがあるから。もったいない。

そういう提言。

転職先は,ちょうどゲーミフィケーションを採り入れたコンテンツをつくろうとしていたので,すぐに出てきた「サチる」。

トップ画の図から例示すると「8回目くらいからサチってくるので,その辺になるとプロモ費突っ込んでもあんまり意味ないっすー」みたいな。

うれしいですよね,事前学習が実る時って。

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たとえばnoteに関連する視点だと,毎日連続投稿5,10,30,90,365回ってバッジがつくのですが,おそらく90回投稿すれば,100回まではおおむね行くんじゃないかなって。だから運営的には100にバッジを用意する必要がない。

「90回くらいの連続投稿で大体継続率って『サチって』くるから,それ以降は別にバッジ付けなくてもいいよー。あとは365回くらいに記念バッジをつけておいた方がむしろ続くしー」みたいな。そういう感じの使い方。

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