君がライバルでよかった
こんにちは!環です!
突然ですが、皆さんの"ライバル"は誰ですか?
最近、前田裕二さんの『メモの魔力』(2019年、幻冬舎)を読んだのですが、早速うわさの付録1000質にトライしています。著者の前田さんご自身も幼少期の自分について分析することは重要だと述べておられました。なぜなら、幼少期に体感したことは、今でもその人の本質に繋がっていることがあるからだそうです。実際に1000質の最初の項目としても、幼少期から遡る構成になっていました。
さて、その1000質を行っていく上で見えてきたこと。それが、
ライバルの存在がいた頃の自分が最高に輝いていたということです。
中学生の頃のM君という水泳部の彼が、当時の私の最高のライバルの存在でした。小学校は同じだったのですが面識はなく中学1年生の頃、初めて同じクラスになったことが最初の出会いと言っていいでしょう(笑)
私は小学生の頃からバドミントン部で活動していましたが、その一方で勉強の成績が悪く、勉強ができないことが一つのコンプレックスでもありました。そのため、中学に入学したら勉強1本で頑張ると決意し、大好きだったクラブ活動を捨てる決断をし入学しました。
M君と私がそもそもなぜライバルの存在になったのか。
きっかけは、2人とも偶然同じ塾に通うタイミングが同じであったということ。2人とも学年順位が下から数えたほうが早かったこと(200人中184位と186位コンビからスタートしましたw)
2人が最高のライバルの存在で居れたのは以下の4つの理由からだと思います。
①自分のコンプレックスにオープンであること
②お互いの成長を素直に喜び応援できたこと
③自分の得意科目と苦手科目は互いに教え合いカバーしていたこと
④お互いのことを心から尊敬していたこと
まず①に関しては、2人とも周囲から勉強ができないイメージが定着してたので、むしろそのような評価を味方に「下剋上してやろうぜ!」的なストーリーを作ろうと意気込んでいたような記憶があります(笑)
次に②に関しては、テストがあるたびに「何点だった?」とお互いに聞き合い、「前よりも5点もあがってるじゃん!さすがっ!」「問題を丁寧に解くようになってから、字も丁寧になってない!?」と、ライバルなのに褒め合いまくる仲でした(笑) なぜなら、2人とも褒められて伸びるタイプだとわかり合っていたから。お互いの性格もわかってこそのライバルですね。
③に関してはM君は理系科目、私は文系科目を得意としていたので、互いの解き方を共有し、時には1対1で授業をやることもありました。M君から教えてもらった作図方法は今でも鮮明に覚えていますね。(笑)
最後の④は、これはライバル関係にとって最も重要な項目であるともいえます。私はM君の、私の質問に優しく丁寧に対応してくれるところ、相手のコンプレックスを馬鹿にしないところ、絶対に負けないという芯の強さを持っているところ、部活も勉強と同じくらい全力だったところetc…本当に脱帽なくらいあります。
この4つがあったからこそ最高のライバルの存在であったのだと実感しています。ライバルと聞くと、お互いが常にバチバチしているイメージですが、そうではなく、何よりも相手を思いやることができるからこその関係性なのではないかと感じております。
そして中学3年生になるころには、2人とも学年10番以内には常にいる顔ぶれの一員になり、第一志望の高校に進学していきました。
高校に進学してから連絡をとる回数も減り、M君が今どこでどうしているのかはわかりません。中学の同窓会に期待しましたが、そこでも会えず。
いつになるかはわかりませんが、M君に対して伝えることができなかった
「M君がライバルでよかった。心から感謝している」と直接言いたいです。
大学3年生の私にライバルの存在は誰かと問うと、正直出てきません。過去の自分を振り返ったときに、やはり「ライバルの存在」がいた頃の自分自身の輝きは今とは異なります。特に大学院を控えている今こそ、あの頃のような勉強のライバルの存在を求めがちです。
このnoteを読んでいただいた方で大学院試を受けるよ!という方がいらっしゃいましたら、ぜひ一緒に頑張りましょう!!
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