ZOOM ZPC-1 マッチドペアマイクを試してみた。

ZOOMのZPC-1が到着。発売は1年ほど前だったと思うのですが、あれやこれの影響もあってか、購入しようと思った頃はどこにも在庫無し。急いで入手しなければいけない状況でもなかったので、様子をみるかと思っていたら今頃になっていました。

実はアコースティック楽器の録音用にと、ペンシル型のマイクは２本持ってるのですが、その頃欲しかったマイクはペアで揃えるにはお値段的にキビしかったので単体で購入。「そのうちに」と思っていたら随分時間も経ってしまい、今更同じモデルを揃えても随分キャラクターも変わっているだろうという事でペア化は断念。かと言って同じものを再度ペアで購入するのもどうかな・・・と思っていた頃にこちらの製品記事を見たのでした。一度はペアマイクでのステレオ録音を試してみたいと思っていましたし、お試しするには価格もリーズナブルだったと（笑

実際届いてみると思ったよりもだいぶ小型。今メインで使用しているNEUMANNの KM184もかなり小型だと思っていましたが、長さは少し長いもののずっと細身のため小さく感じます。指向性の切替スイッチなどはなく、単一指向性でカーディオイドタイプというところは同じ。カタログスペックでは周波数帯域が少し狭いようです。

さて実際にアコースティック・ギター、マンドリンを録音してみましたが、
これはもう価格差を考えれば当たり前のことで、やはりレンジが狭い感じがします。特に低域は物足りない感じです。ただ、見た目で勝手に想像していた「高音が耳障りになるのでは」と言った事もなく、むしろ音としてはまとまっている感じです。そのあたり素っ気ない音と感じる人もいるかも知れません。私としてはZPC-1をペアで使用、クローズドでKM184を使ってミックスすればいい感じになるかなと思っています。あとパーカッションとかギターのストラミングなんかの録音ではミックスで使いやすい音になるのではないかと思いました。

ZOOMさんの製品は、マルチエフェクターで随分お世話になっていまして、かなり前からメインとして使っています。エフェクターもそうですが、このクオリティをこの価格でと本当に驚きます。

で・・・自分が若い時、こんなに機材が充実していたらなあとか、ふと思ったり（笑