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今週の日記#15 小心者

UberのCMで、ワクワクしてムックが誕生日ケーキを見て「モックって誰ですか」って言うやつ あれ普段のムックなら「えぇ!?!んもう!!ワタシはモックじゃなくて、ムック!!ですよぉんふふ」って言いそうなのに、急に冷たいテンションで「モックって誰ですか」と突き放すからすごく怖くて、見るたびに胃がギュッてなる感覚がある。
ところで、いまの小学生とかってムックのことを「Uber eatsのCMに出るキャラクター」として認識してるのかな。

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地面のアスファルトって大体ヒビが入っていると思うんだけど、そのヒビに沿って健気に生きている苔や雑草の類が大好き。

本当はもっと良い感じの「アスファルトのヒビ雑草」があるのだけれど、人目を気にしながら撮れたのがこれだけだった

最近、よく散歩をしている。強い光がなんとなく苦手な私にとってこの春の日差しは眩しくて、前を向いて歩くのが苦痛だったりする。挙句、サングラスなんてシャレオツなものは持っていない。そのせいで下ばかり見ているからか、こういう小さな春にはよく気づく。黄色だったり青だったり赤だったり、カラフルな花が緑色のなかに散りばめられている。かわいいな。

かわいいね。

先日狭い歩道で後ろから自転車に追突されかけた。下を向いて歩いているのは関係ないな……。私がぼーっとしているのも悪かったと思う。けれど、自転車の運転者は「あら、危ない」と他人事のように言ったあと横の車道を突っ切って走っていった。怒ればよかったかな。小心者はこういう場面で損をする。

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小学校のころ国語の教科書でたんぽぽについての話を読んだ記憶がある。
たんぽぽは根っこが物凄く深くて、茎を抜かれたり踏み潰されたりしても、次の春にはまた根っこから力強く生えてくることができる、とかなんとか。
たんぽぽがたくさん咲いていると、春を感じる。
黄色が好きという話を以前ゴッホ展に行ったときの記事にも書いたが、たんぽぽの黄色も大好き。
国語の教科書にあったあの話のおかげで、踏み潰されて萎びているたんぽぽを見ても、次の春にはまた力強く咲いているんだろう、と元気をもらうことがあるんだけど、その強さに圧倒されて少し怖くなるときもある。なんだか、今週の日記は怖がってばかりだな。
フィジカルの強さが陽キャのそれ。というか、もはや主人公。勇者。逆に悪の大魔王。
それでいて、「たんぽぽ」とかいうほんわかした名前。かわいい、可愛いんだけどなんか、ギャルが「〜ぽよ」という名前をつける感じに、ちょっと似てない?考えたらたんぽぽの葉っぱって、ZARA(ギャル御用達という私的偏見がある)の服のデザインみたいだし。
つまりは、たんぽぽはフィジカル最強のギャル、という結論に至りました。いかがでしたか?(最悪インターネット記事)

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怖い夢を見た。
私は駅にある広めの空間で人混みを分けて壁にもたれかかっている。手に持っていたスマホを、床にゴツンと落としてしまった。落ちたスマホの背面には「××町」(たぶん架空の町の名前だった)という文字がびっしり書かれていて、何故か私は「あ、まずい」と思った、直後、周囲の全員の目が一瞬にしてぎょろっとこちらへ向いて「××町を、知っているのか」「××町の話か?」と全員に詰め寄られ、おしくらまんじゅうみたいになり、私は地面をむいてフェードアウトする。
怖いというより不思議が勝ったかもしれない。オチは特に無い。

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