_ミニ土鍋枝豆

土鍋で秋を炊く① 秋の枝豆はせつなくて

人の言葉に浸かり、ことんと眠りたい。なにを知ったふりして、人に作品や料理を紹介しているのだろうか。無意識に残るよそからの情報をあたかも自らのもののように紹介していないだろうか。そんなもやもやを少しでもクリアにするために「旅する土鍋イタリア」は旅に出かける。

ガヤついた喧騒と言葉。
セミの声しか聴こえない静寂と言葉。
天に顔を向けながら、オリジナルな言葉が湧き上がるのは、その場の風や香りのおかげだったのだろうか。旅から帰ってくると、日常の感情が介入されるので、時間をかけて「旅する土鍋」記事を丁寧に書いている。


日本の夏の旬もいろいろ終わってしまった。旬とはうれしくもあり切なさもあるのね。秋の枝豆は、セイロで蒸し上げたら塩を振って、ほくほく温かいものを食べる。ちょっとせつない秋の虫の音を聞きながら。

秋の個展のための作品づくり。小冊子の発表は来年になると思うけれど、どちらも乞うご期待。


個展情報


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