あんかけカニ玉はごはんに乗せたくなる #まいにち土鍋
あんかけは天の川みたいだなあと、七夕をこじつけるようにキッチンで熱いフライパンを持ちながらカニ玉をつくる。
途中、ギャラリーのオーナーから電話があり、2年先の企画個展について打診くださった。可能不可のお答えよりも先にとっても嬉しかったし、制作ができない状況においても「陶芸作家」と思って下さっていることに感無量。「まだつくれますよ、がんばって」と檄を飛ばしてくださった。イタリアから帰国した際「これから伸びますよ」と、わたしを救ってくれた作家の登竜門ともいわれていたギャラリー。ありがたい。
願いをこめて七夕の夜を神聖にすごしたいと午前中は思っていたのだけれど、きょうはいろいろなかたに報告や挨拶をしていたので、すっかり夜には自分のなかにあった神聖さを欠かしてしまった。言葉にしたり人に話したりすると、目の前に現実的な気持ちが現れるのが世の常で、ぐっと抑えていた感情が呼び戻される。人というものは、どうしてこう弱いのだろう。
あんかけよ、ごはんと人は、少し酸っぱくて甘しょっぱいタレに弱いのだ。明日はもう少し気楽に過ごしたい。
タマゴ(4個)
カニ身(今日は本物)
塩少々
ネギ(みじんぎり)
<あんかけ>
★水(180cc)
★醤油(大1.5)
★酢(大1)
★甜菜糖(小さじ1)
★米粉(小さじ2)
盛る「グラタン皿コッチョリーノ(大)」
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