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酢飯のおむすび葉っぱ巻きとうちのカナチョロ #まいにち土鍋

庭の住民

おむすびを巻いた葉っぱは、庭の不断草(英: スイスチャード/伊: ビエトラ)。その放任育成っぷりについては、先日の書いた通り。前回は不断草のフリッタータ(オムレツ)をつくったが、このあとも食べきれないほど茂っており、おひたしやら炒め物やら作り放題。取り損ねてもある一定の大きさで成長をとめて、私たちを待っていてくれるくらい寛大で。

不断草の森には一匹のカナチョロ(カナヘビ)が住んでいて、毎朝水をまくと「おいおい、なんだよ、聞いてないよ」と、今やちょっぴり悲しいギャグかな、手足をパタパタ壁につけて、ふざけた姿で飛び出てくるが、我が家の庭の住民として認可されているので、逃げることもなく毎朝そのギャグを繰り返す。



酢飯おむすび葉っぱ巻き

不断草(スイスチャード)


今月たてつづけてつくっているのが、不断草でくるりと巻いたおむすび。食品のいたみが懸念される猛暑のなか、土鍋で炊いたごはんは酢飯にしてまるめて(特に夏場は衛生的にラップで結ぶこと推奨)、大きな葉っぱで包む。もちもちに炊き上がる北海道のゆめぴりか米などが最適。

たっぷり湯を沸かし、ほんの少し酢を入れて、不断草の茎から湯に入れ、そのあとじゃぶんと葉まで全身を浸からせる。1〜2分で湯からあげ、水で色どめする。

ザルで水を切ったら、広げたキッチンペーパー(衛生的に安全であれば手ぬぐいなど)に不断草を一枚ずつ広げ、上にまたペーパーをのせ別の葉を広げ、それを繰り返し枚数のぶんだけ重ねていく。(葉脈が上のほうがきれいに広げられる)


不断草まきまきの図



土鍋で炊いたごはんで酢飯をつくる。葉の枚数だけ丸めたおむすびのラップを脱がし、葉の茎つけ根あたりに置く。1、2の順に葉をかぶせ、3で全体を包むようにかぶせながら、おむすびをころんと転がして4あたりで茎を切る。切った5の茎を半分か1/3の細さに包丁で切り、6のようにくるっと結び、おむすびの上にトッピングして完成。

あれば紅生姜など添えてもいい。

7月4日(月)
炊く「土鍋コッチョリーノ3合炊きサイズ」
置く「手長皿コッチョリーノ(半磁土)」


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