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ジャルディニエーラと知己朋友との晩餐 #まいにち土鍋

ジャルディニエーラとは

「女性庭師」のほか、「野菜のピクルス」を指し示す単語。(ジャルディーノは庭という意味)

たしかトマトソースづくりの前に、夏にたくさん獲れる野菜を、せっせと酢漬けやオイル漬けにしてたなぁと、遠い夏を思い出しながらつくっている。(文末にレシピあり)

きのうつくったのは、庭で大豊作な不断草(スイスチャード)と、配達してもらっている無農薬野菜のカブ(たぶん農場で大豊作なのだろう)の「ジャルディニエーラ(ソット・アチェト)」(野菜の酢漬け)。

次は、先日地方でいただいてきたどっさりズッキーニをジャルディニエーラにしようと思っているのでお楽しみに。

不断草(スイスチャート/ビエトラ)


知己朋友

古い友というのは、たまにしか会わないのに、どんな成功と失敗を重ねたか知っているし、なに話はじめるんだか突拍子もない人だということもわかっているから話も早い。

持ち寄りパーティも気楽だ。だれかひとりが主役にならない気持ちの分配も知っている。おいしいものは絶賛しあう。料理がつくれること、器がつくれること、仕事がすごくできることについては、いまさらもう、長い年月のあいだに充分知っているので、改めて持ち上げたり、ましてやおだてることなんかしない。これが気持ちいいのだと思う。そうだな、つまりは、仕事の話をあまりしない。するなら、別のときを設ける。

季節のものや身近な食材が話題になればよくて、腕を自慢することは決して必要ない関係だ。前菜でまずぐびぐびとビールを飲み、グラスの良きフォルムについてあれこれ語る。鎌倉コマチーナのシェフと顔馴染みな友が彼のレシピで焼いたパンを食べ、どんどんピッツァを焼いてくれる。いよいよ、きょうのメインである個性的な葡萄酒の登場で、まったりつまむ。


不断草のピクルス

A
不断草の茎(茎を細かく切る)
白いカブ(食べやすい大きさに薄切り)

B
白ワイン200cc
水100cc
酢300cc
砂糖50g
塩小さじ2
ニンニクひとかけスライス
月桂樹の葉2枚
黒こしょう数粒

①「B」を鍋に入れ、砂糖が溶けたら「A」を入れてさっと加熱する。(酢は加熱後の入れる人もいる)
② ザルとボウルを用意する。ザルに野菜を取る。
③ボウルに残った液は粗熱を冷ます。(急ぐ時は冷水で鍋ごと冷やす)
④熱湯で消毒した瓶に、コンコンとビン底を叩きながら野菜をビン一杯に入れる。ボウルに残ったピクルス液を全体に浸透するよう静かに少しずつ注ぐ(漏斗を使用)。

Bの分量は使う野菜やその時の好みで変わってきます


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