ジャルディニエーラと知己朋友との晩餐 #まいにち土鍋
ジャルディニエーラとは
「女性庭師」のほか、「野菜のピクルス」を指し示す単語。(ジャルディーノは庭という意味)
たしかトマトソースづくりの前に、夏にたくさん獲れる野菜を、せっせと酢漬けやオイル漬けにしてたなぁと、遠い夏を思い出しながらつくっている。(文末にレシピあり)
きのうつくったのは、庭で大豊作な不断草(スイスチャード)と、配達してもらっている無農薬野菜のカブ(たぶん農場で大豊作なのだろう)の「ジャルディニエーラ(ソット・アチェト)」(野菜の酢漬け)。
次は、先日地方でいただいてきたどっさりズッキーニをジャルディニエーラにしようと思っているのでお楽しみに。
知己朋友
古い友というのは、たまにしか会わないのに、どんな成功と失敗を重ねたか知っているし、なに話はじめるんだか突拍子もない人だということもわかっているから話も早い。
持ち寄りパーティも気楽だ。だれかひとりが主役にならない気持ちの分配も知っている。おいしいものは絶賛しあう。料理がつくれること、器がつくれること、仕事がすごくできることについては、いまさらもう、長い年月のあいだに充分知っているので、改めて持ち上げたり、ましてやおだてることなんかしない。これが気持ちいいのだと思う。そうだな、つまりは、仕事の話をあまりしない。するなら、別のときを設ける。
季節のものや身近な食材が話題になればよくて、腕を自慢することは決して必要ない関係だ。前菜でまずぐびぐびとビールを飲み、グラスの良きフォルムについてあれこれ語る。鎌倉コマチーナのシェフと顔馴染みな友が彼のレシピで焼いたパンを食べ、どんどんピッツァを焼いてくれる。いよいよ、きょうのメインである個性的な葡萄酒の登場で、まったりつまむ。
不断草のピクルス
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