見出し画像

ハコベと内藤とうがらしのごはん #まいにち土鍋

庭のハーブが育っているそのあいだに、身を潜めるように、春の七草でもあるハコベがまだ咲いていた。こんなに急に夏がきてしまうと、庭の春がいってしまうのをとめたいような、そんな気持ちになり、ハコベすら愛おしくてたまらない。

🌱  🌱  🌱

繊細な植物なので、ていねいに抜き、やさしく水洗いする。沸騰したお湯に洗ったハコベを入れてさっと湯がき、水にとったら冷水で色どめする。水気をよく絞り、硬い茎をのぞき、柔らかい茎や葉をすべてみじん切りにする。

土鍋で炊き上がったごはんに、塩を少々加えて、みじん切りにしたハコベをほぐしながらふんわり混ぜる。春の香りがふんわり香るなかに、最後にとうがらしをパラパラ加える。和風ペペロンチーノのようでなかなかいける。枝豆が冷蔵庫に残っていたのでトッピングした。(辛いのが苦手なかたは不要)

まいにちのごはんに、もうすこしだけ春の名残を。

内藤とうがらし

江戸時代の宿場町、内藤新宿で育てられた野菜のひとつである内藤とうがらし。10年前「アトム通貨 内藤とうがらし復興プロジェクト」が始動された高田馬場の七味(黒胡麻と和山椒が効いたアトムの七味)を使った。
新宿名物、復活!内藤とうがらしプロジェクト|公式サイトより

アイルランドから友人が帰国中なので、旧知の友と集まり焼き鳥を食す。現地でお会いしたママの他界を知りあれは9月だったのに少し寒かった遠い海の風をリアルに思い出す。ママが持っていっていいからとくださったベージュのカーディガンは大切に持っているからね。内藤とうがらしは、東京在の友人がみんなにくださったもの。


6月29日(水)
盛る「スープ皿コッチョリーノ」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?