見出し画像

よもぎごはんと草むしり #まいにち土鍋

庭いっぱいのよもぎが薫る朝。
草むしりが楽しい季節。


東京の野草

庭のよもぎと桑は、15年ほど前、近所の小川から10センチくらいの茎と根を引っこ抜いて挿木したもので、桑の葉は、子どもが飼っていたお蚕さまの安全な野草として。桑の木は大木となり、この10年は甘い実が鈴なりで野鳥の安全な実になる。

よもぎは、人間の安全な野草として。よもぎは、放っておいてもこぼれ種で自家繁茂する。


草むしりと東京

朝、草むしりをしながら聞こえてくる自然音と生活音がとても愉快だ。

近ごろ里山を訪ねることが多くなり、里山と都会それぞれの魅力が光って見えるようになった。好奇心を持って改めて東京の活力に耳をすませば、情報が多い博覧会みたいで楽しい。

鳥や犬の鳴き声に加え、保育園に行くのだろうか子どものぴえんな泣き声。緊急車両のサイレン、空には飛行機やヘリコプター、時に軍用機も飛んでいる。むこうの家に長い長い梯子がかけられカチャカチャ伸びて職人さんが屋根にのぼっている。隣の庭では平日だけど父さんがヒュンヒュンとゴルフのクラブを振り始めた。ついには、むこうのアパートから朝には不似合いなテンションで「おはようございますぅ〜お久しぶりの配信です!」とインスタライブかYouTube配信が始まったようだ。ノリノリな投げ銭のお礼ゼリフも滑稽で、笑いそうになりながら草むしりしていたら、ご近所さまが「土鍋が欲しいのだけど」と、嬉しいお声かけをくださった。ありがとうございます。

在庫がないことだけが、東京で多忙に追われたわたしの欠点だった。


4月12日(火)
炊く「土鍋コッチョリーノ3合炊きサイズ」

白米2合/よもぎ(両手にいっぱい)/塩小さじ1/桜塩漬け

①白米を炊く。
②よもぎの若芽を摘んで水にさらす。
③沸騰した湯で②をさっと数秒だけ煮る。
④湯をこぼし流水で色どめ。
⑤束ねてみじん切り。
⑥①に⑤と小さじ1/2と桜の塩漬けを和える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?