特別養子縁組という家族のかたち
私は約3年の不妊治療を経て、子どもを授かることができず、養子縁組を検討することにした。
養子縁組とは何か?それは、産みの親が子どもを育てられない場合、その子どもを育ての親として代わりに育てることである。中でも特別養子縁組は、子どもが育ての親の戸籍に入って、本当の親として育てる制度だ。
私は特別養子縁組で子どもを育てることを検討し、民間の特別養子縁組のNPO法人に登録を進めるべく、今NPOの研修を毎週のように受けている。
自分が産んでいない子どもを育てるというのは、とても大変そうだし、家族として成り立たないのではないか?子どもが可哀想ではないか?そういった考えを一般的には持つ人が多いかもしれない。
私も、以前はそうだった。
「自分と血が繋がっていない子どもを育てるなんて、できる訳がない。子どもも不幸なのではないか」と少なからず考えていた。
しかし、養子縁組の研修を受ける中で考えが180度変わった。
養子縁組として育てている家族にたくさん会って話を聞くことができる機会があったのだ。
子どもも親もいたって普通に生活し、本当の家族として成り立っていた。
そして、今は子どもの頃から「産みの親」と「育ての親」が2人いることを子どもに伝え続け、子どもに真実を告知し続ける育て方が増えているという。
私は養子縁組という世界を知って、世界が広がった。
不妊治療でうまく行かなくても、子どもを育てる可能性を見出すことができるということを知った。
確かに倍率の高い養子縁組だが、もっとこの制度をたくさんの人に知ってもらいたいと思う。
家族のかたちは色々あっていい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?