開高健の世界《開高健記念館》へ行きました
今朝、茅ヶ崎市の開高健記念館へ行きました。
朝起きたら、「開高健に行きたい」と思い、すぐに出かけました。
開高健さんの作品
『オーパ!、オーパ!!』『生物としての静物』『珠玉』『ロマネ・コンティ・一九三五年』は宝物です。
茅ヶ崎駅までワクワクして外の景色をずっと見ていました。
そしてバスに乗り、運転手さんに、記念館の場所を尋ねました。降りると、迷ってしまい散歩のおじさんにも尋ねました。
やっとたどり着いた
開高健記念館。
閑静な住宅街の中にありました。
彼の住んでいた邸宅が記念館になっています。
記念館の中はとても静かで、涼しくて、紙のにおいがしました。彼の写真に囲まれて重厚な室内でした。
特に素晴らしかったのは
万年筆で書かれた原稿
彼の写真
愛用品
書斎 です。
原稿の字は万年筆を使い
柔らかくて丸みがあって、とても丁寧に書かれていました。
もっと急いで書いているようながイメージがありました。
でも、一文字一文字、書いている一瞬一瞬が丁寧でした。原稿が芸術作品に見えました。
原稿の直しや取材メモも、とても優しい書き方。
彼の作品からは想像がつかないです。
またガラスケースには、パイプやライター、釣りの道具などの愛用品が飾られていました。
「あっこれこれ、好きなパイプや!」と1人、心はしゃぎながら見つめていました。
大きな写真や本物の書斎は、重厚な雰囲気に惹きつけられました。ベトナム取材の写真は特に魅力がありました。書斎は行ってのお楽しみ。びっくりします。
開高健さんの今を生きていた時間の一片。とても濃い一つ一つ。どうして続けられるのか。違いすぎる。素晴らしい。
わたしもほんの少しでも、今を丁寧に過ごそう。
近くの菱沼海岸も美しかったです。
爽やかな海が光り輝いていました。
開高健の記念館は、真反対に重厚で異空間だったな。
帰りの電車の中で、彼の新刊『魚の水はおいしい』を愛しく丁寧に読みました。