見出し画像

タマオの軌跡

noteを始めるにあたり、自己紹介を兼ねて自分がこれまでに住んだ土地を振り返りながら通ってきた道程を記します。


【香川の時代】

香川県生まれです。
高校を卒業するまで引っ越しも転校も経験することなく、小さな町の一角で小さく暮らしていました。高校を卒業したら親元を離れることに迷いはなく、大学進学のため岡山へ。

【岡山の時代‐1】

大学進学とともに岡山県で一人暮らしを始めました。
アルバイトもせず、毎日その日の講義で執ったノートを清書する、地味で真面目な学生でした。大学の4年間と大学院の2年間を岡山県で過ごしたのち、就職のため徳島へ。

【徳島の時代】

社会人としての最初の一歩は徳島県で踏み出しました。
自分で稼ぎ自分で暮らす、サラリーマン生活を送った3年間は人生の宝です。社会において自分がいかに在り、どのように振る舞うかを考え学んだ時期でした。

【流浪の時代】

夫の留学に伴いサラリーマン生活に終止符を打つこととなり、アメリカに渡りました。当初は2年間の滞米予定が、終わってみれば足掛け10年、アメリカのマサチューセッツ州と日本の岡山県の間を3往復。そのうち合計6年余りをかの国で過ごしていました。度重なる引っ越しと、目まぐるしい生活環境の変化と、数々の出会いと別れと。年々、自分の人生が自分の体から離れていく感覚に見舞われるようになっていきました。この頃のことを思い出そうとすると、頭を抱え目をつぶって座りこみそうになっている自分を通して記憶を探っている気がします。

【岡山の時代‐2】

流浪の時代がようやく終わり、これで岡山県に定住するものと思っていました。ところが、この生活も2年しか続かなかったのです。再就職先が見つかり、社会復帰の糸口をつかんだ途端に引っ越すことになりました。そして山口へ。

【山口の時代】

1~2年刻みで引っ越しを繰り返すことに心が疲れ果て、涙にくれながら移り住んだ山口県。しかし、この町で人心地を取り戻すことができたのです。町の人は自身にはルールにストイックでありながら他人には親切で、清く正しい日本がそこにある、そんな印象の町でした。
久しぶりに同じ土地で3年目を迎えたとき、灰色に感じていた生活がどんどん色彩を帯びていくのを実感しました。そんな山口県での暮らしは5年間続きました。そしてまた岡山へ。

【岡山の時代‐3】

2024年現在。
もう何度目かよく分からない岡山暮らしですが、今回は10年以上継続中です。住んだ年数を合計すると、岡山県での生活の方が長く安住していた香川県での生活より長くなっています。この10年あまり薬剤師として勤務してきましたが、さらに新たなキャリアを築こうと挑戦を始めたところです。

(つづく)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?