【京伝びと ユースコミュニティ-vol.1】若者向けコミュニティ立ち上げます
京伝びとが、若者に伝えたいこと
以前、大学生に講義をしたことがあって、そのときに「日本に足りないもの」って何だと思いますか?って聞いたことがあるんです。
質問する前は、知識とか、IT技術とか、英語力とか、コミュニケーション能力とか、マーケティング力とか、そういったスキル面の話が出てくるのかと思っていたのですが、そんな回答はまったくない。
答えは、
幸福度、笑顔、活気、芯のある人間、個性・・・などなど、人の生き方に関することばかりでした。
最近の若者たちは冷めてて、夢がないなんてことが言われているけれど、そんなことはない。むしろ私たち大人がそうさせているだけで、若者たちだって熱く生きたいし、夢を持ちたいんです。
人は大人になるにつれて、どんどん子供のときに憧れていた大人と違う自分になっていく。そして、それを仕方がないって自分に言い聞かせて生きていく。
大人の論理を若者に押しつけて、大人がやってきたことしか若者にもさせない。そうやって若者は自分がなりたい大人になれずに年をとってしまう。そんな負の連鎖を止めたいんです。
確かに日本に偏差値教育が根付いた時代、いい大学に入って、いい会社に入るということが人生の目標だった時代がありました。私の時代はそうでした。そんな時代では、一生懸命知識を身につける勉強をやることだけがすべてで、その競争に勝ちあがった人だけが未来を見れる時代がありました。
でもそんな時代はとっくの昔に終わりました。いい大学に入ったって、いい会社に入れるか分からないし、そもそもいい会社なんてあるのかどうかも分からない。
日本の製造業は競争力を失い、日本の高度成長期の勝ちパターンは完全に消滅しました。そして、日本は「心の底から溢れ出すような情熱」を失ってしまった。。。
私たちは、日本の伝統産業を代表して、日本に誇りを取り戻したい。情熱をもって生きることだけが、自分の人生を豊かにするただ唯一の方法だと思うんです。これからますます混沌とした時代になっていきます。そんな中で、情熱をもって生きていくことのすばらしさを若者に伝えたいって思うんです。
京伝びとユースコミュニティとは
情熱をもって生きていくといっても、ほとんどの若者はどうしたらいいかわかりません。そんなものが見つかればいいけど、何がやりたいのか分からない。そんな若者がほとんどだと思うんです。
私たち京伝びとは、日本酒を通じて情熱を世界に届けたいと思っています。そこにたどり着くまでにはいろんな人との出会いがありました。情熱の連鎖がありました。
結局人って、人との出会いの中で、何かを生み出していくと思うんですよね。情熱だってそうだと思います。若い時にたくさんの情熱と触れていれば、きっと情熱を手に入れることができると思うんです。
だから、私たちはたくさんの情熱を若者に届けるために、情熱をもった大人たちと若者との接点を作ることにしました。それが京伝びとユースコミュニティです。
2023年の活動予定
私たちにとっても初めての取り組み。まずはやれることからやっていこうと思います。まずは次の3つ。
生き様セッション
伝統産業インターン
京伝びと交流会
生き様セッション
私たちも、たくさんの素晴らしい情熱的な大人たちとご縁があって、刺激しあって、今があります。そんな方々に京伝びとのお話をすると、自分たちの経験から学んだことを若者に伝えたいと言ってくださるんです。それなら、そういう場を作れば、若者たちにたくさんの情熱に触れる場を作れるんじゃないかと思うようになりました。
それが「生き様セッション」です。
情熱的な大人たちに登壇していただき、その人の情熱の源を若者に感じてもらうイメージです。就活のためのものではなく、純粋に生き様を感じてもらいたい。
「どう受かるか」ではなく、「どう生きるか」
伝統産業インターン
玉乃光の酒造りや、農業体験、伏見の伝統的な行事に参加してもらって、自分と向き合える体験を提供したい。歴史を感じ、自然を感じ、伝統を感じると、何か自分の中で自分にとって本当に大切なものは何なのか考えられるきっかけになると思うんです。そんな機会を提供したいと考えています。
京伝びと交流会
コロナ禍が長く続き、若者通しが交流する場が極端に減っているそうです。最近でこそ授業は再開されていますが、わざわざ話かける理由もなく、マスクをしているので、顔を見たこともない。そんな関係が長く続くので、友達も恋人もできない。
それってあんまりですよね。京伝びとという共通の価値観のもと我々が交流のきっかけを作ることができればと思います。
もちろんただの交流会に終わらないように、京伝びとらしい情熱をお届けしますよ。
まだまだ構想中のことが多いですが、とにかくスタートさせてみました!
きっと若者にとっても大人にとってもいいコミュニティになると信じています。
進捗は次回のnoteをお楽しみに!
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