【京伝びとストーリーvol.10】いよいよ来週、京伝びとの日本酒のプロトタイプができあがります。
京伝びとの日本酒ができあがります
いよいよ来週、玉乃光のプレミアムブランド「京伝びと」の日本酒のプロトタイプができあがります。実際に搾ってみるまでは、どんな味になるのか分からないので今から楽しみです。
手作業で手間がかかる工程が多く、初回のプロトタイプということもあり、数量限定生産です。多くの方の手には渡りませんが、京伝びと立ち上げの想いを少しずつ届けていきたいと思います。
日本酒がいよいよできあがる段階になって、あらためて京伝びとが何をやりたいのか考えました。
京伝びとがやりたいこと
京伝びとのビジョン・ミッションは「情熱」です。こちらに詳しく書いていますので、よかったらご覧ください。
Vision
~あなたの人生に情熱を~
Mission
~「いい酒×いい時間×いい仲間」で情熱の連鎖を生み出す~
日本酒という伝統産業には、世界に通用する魅力があります。日本人の誇りを呼び起こす歴史とパワーがあります。様々なライフスタイル産業と連携することができる懐の広さがあります。そんな日本酒の力で、日本に誇りを取り戻したいと思いました。
古の時代から京都で継続してきた酒造りを通して、私たち “京伝びと” は 本気で愚直に、熱く生きている人たちを応援したい。
京伝びとが向き合う3つのこと
そんな想いで立ち上げた京伝びとですが、日本が誇りを取り戻すために、向き合いたい(応援したい)ことが3つあります。
1.若者と向き合う
日本が世界の中で相対的に成長が鈍化していく中で、若者だけに辛い思いをさせたくない。だから、若者世代の成長のきっかけを何らか与えることができないかという想いがあります。
特にコロナという時代を過ごした若者にはリアルな体験が決定的に足りていない。そんな若者に社会人になる前に少しでも助けになりたいと思っています。
そのために、京伝びと「ユースコミュニティ」を作りました。まだ数十人程度のコミュニティですが、いくつかの取り組みをしていく中で、価値があるものだと確信しています。
2.自然と向き合う
玉乃光はオーガニックに力を入れています。令和4年10月1日から有機加工食品のJAS規格の対象に有機酒類が追加されました。玉乃光はその第一号として有機JASの登録を行いました。
ただ、それは簡単なことではありません。有機農家さんの協力が欠かせないからです。有機農法は農家さんにとって大きな負担になります。それでも、自然と向き合う有機農法は今の時代にすごく大切な取組みだと思うんです。
有機農家さんが有機農法を継続できるような仕組みを作ることが我々の使命です。
3.伝統と向き合う
伝統産業と呼ばれるものが京都にはたくさんあります。京都市は、西陣織、京仏壇、京刃物、京たたみ、茶筒など全部で74の伝統産業を定義しています。私たち日本酒もそのうちの一つです。
そして、日本酒には酒器が欠かせません。清水焼も京都の伝統産業のひとつです。日本酒とともに清水焼も一緒に世界に届けていきたい。世界に誇る都市である京都にある会社として、京都の伝統とも向き合っていきたいと思います。
日本酒を通じて届けるということ
我々は、日本酒メーカーです。もちろん、おいしい日本酒を造ることが一番の仕事です。でも、単においしい日本酒を造るだけではなく、日本が誇りを取り戻すために、日本酒を通じて若者、自然、伝統と向き合っていきたいと思うんです。
日本酒には日本人にとって不思議な力があります。神とつながるものであり、約3,000年前から続く日本人の文化です。日本酒は単においしいだけでない、不思議な力があると思うんです。日本酒だからできることがあると思うんです。
日本の歴史の中で長い間培われてきた文化には、本質的な意味があるはず。それを形にすることが京伝びとの使命であり、それができれば日本が誇りを取り戻し、日本の未来につながると思うんです。
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