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自分に合った働き方の選択

2022年終わります

今年も残すところわずかになりました。なかなかハードな1年でした。いろんなことがあって、出会いと別れがあって、正直泣くことが多い1年だったけど、年末は穏やかに過ごせています。


働き方の選択ができること


12月15日よりパートで復職した。
理学療法士としてだ。

前職を辞めて主婦をしながら不妊治療をし、ストレスを抱えていた。

なぜ私だけ仕事を辞めないといけなかったの?

自分で決めたはずの決断なのにそう思っていた。

しばらくゆっくりしたらええやん。

そう言われるたびに、ゆっくりなんてできない。家ではしんどくても家事をしないといけない。逃げ場所なんてない。そう思っていた。

10月に流産ししばらくは不妊治療を休むことになった。
夫の結石手術があるからだ。
私の身体を考えて次はホルモン補充はしない予定だ。
妊娠率は下がる。この決断はどうなのかわからない。
ただ今はそう2人で決めた。

ホルモン補充をしないのであれば、多少働きに出ても大丈夫なのではとなった。
夫も私の仕事に対する思いを聞き、働きながらの方がうまくいくかもしれないと思ったようだ。


ハローワークで求職活動をした結果、病院勤務で午前中のみのパートを見つけた。
時給は1700円。
休日は月10日前後のシフト制。希望は出せるようだ。
週5日ほどの勤務になるため、社会保険もかけてもらうことになる。
私が希望していた回復期病棟だ。
車で15分ほどの距離。


条件はピッタリだった!ただし、産休代替え要員であり、期間限定だった。
でもそれも私を気軽にする理由になった。
ずっと働くわけじゃないから気持ちが軽かった。
見学に行くと、予定していた産休者とは別でもう1人入ることになりそうだから延長もありえると言われた。
快く引き受けた。
そして、その際に自分が不妊治療中であることを伝えた。
急にお休みをもらう可能性もあることを伝えた上で、採用は検討してもらうように伝えた。

不採用でもいいかなぁと思いながら、連絡を待った。
自分の条件と合わないところで働くと後々に無理が生じてくる。
最初にハッキリと言っておくことで、お互いにそのつもりで動ける。
心の余裕ができた。

夫がしっかり働いてくれているから
敷地内同居のため土地代がいらずローンが安いから
お互い晩婚で独身時代の貯蓄があったから

だからこそ選べた選択肢だ。
だけど1番は

理学療法士だから

資格があったから強かった。
その中でも様々な働き方を選択しやすい職種だ。

ライフステージに合わせた働き方の選択。
確かに今まで積み重ねてきたものは一度無くした。
だけど、理学療法士としての経験は辞めても無くなることはなかった。
あんなにこだわっていたのが不思議なくらい楽になった。

今は担当も持たずに、振り分けられた患者さんを毎日3人から5人みるだけだ。
だけど、楽しい。

確かに退院までの一連を責任を持って関わっていくことはとてもやりがいがある。

だけど、次の日はないかもしれない分、その40分、その60分に全力を注ぐことができる。
その場で結果が出れば嬉しいし、患者さんにまたお願いしたいと言われれば嬉しい。

数年ぶりに理学療法だけに集中できていることに気づいた。
教育とか管理とか、他職種とのやりとりとか、嫌いではなかった。それがあっての退院への道だと今でも思う。
だが、ストレスもそこにあった。

今、ただただ理学療法を提供する立場になった時、改めて私はこの仕事好きだと思った。

パートでも理学療法士だ。
私はプライドが高い。
パートでも理学療法士だ。


義母にこう言われた。
「やっぱり女の人はそのくらいの働き方がええんやで。」

違う。私の考えとは違う。

私が女だからこの働き方がいいのではない。
今の私に合う働き方がこうだった。
私が私だからこの働き方を選んだ。

もちろん、そんなことは義母には言わない。
そうですねと適当に相槌をうった。


周りがどう言おうが関係ない。
私たち夫婦が選んだ形だ。
そして、それはまた変わってもいいのだ。

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