四十九池神社秋季大祭 ~秋の夜空に舞う打ち上げ花火と社殿を照らす仕掛け花火~[Long Ver.](熊本県玉名市築地)

「築地のお宮」として親しまれている玉名市築地の四十九池神社。
毎年10月15日には秋季大祭が行われる。

祭りの呼び物が、地元住民の花火師による手作りの花火と、伝統の楽(がく)の奉納。地元に残る江戸時代の古文書によれば、少なくとも西暦1800年頃にはすでに行われていたという。

参道と社殿を照らす仕掛け花火と、秋の夜空に舞い上がる打ち上げ花火を目当てに、境内は多くの人で賑わう。

火玉が猛スピードで参道を往復する「ねずみ火」や夜空を駆ける竹製の矢「流星」、火花をまき散らす「傘火」など、目の前で火花を散らし繰り広げられる花火は迫力満点。趣向を凝らした花火に多くの歓声と拍手がわき上がる。

地元築地の10人の花火師が許可を受けて花火の打ち上げ等に従事。現在は法規制のため火薬の製造を専門の会社に依頼しているが、古くは火薬の調合も地元で行われており、火薬調合に関する江戸時代の古文書が伝わるという。

花火は通称「ねずみ火」と呼ばれる「馬場通し」で始まる。拝殿前で点火された「ねずみ火」は二の鳥居まで走って鳥居の行燈に火を付け、参道を引き返し、拝殿前の行燈に火を付ける。そして「流星」に点火され、打ち上げ花火、玉火と続き、様々な花火の奉納が1時間ほど続く。玉名の伝統行事であり、玉名の大切な文化財といえる。

2014年11月5日にはテレビ朝日の番組「ナニコレ珍百景」で【珍百景No.2047】「不安になる花火大会」として紹介され話題なった。

▶YouTube[四十九池神社秋季大祭 ~夜の神社で花火の連発~(Short Ver.)]https://youtu.be/fY4G_Vc-1kw
▶四十九池神社(熊本県玉名市築地1番地)
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▶日本マラソンの父金栗四三のふるさと玉名
https://www.city.tamana.lg.jp/q/aview/112/2193.html
▶日本遺産「米作り、二千年にわたる大地の記憶~菊池川流域「今昔『水稲』物語」~」
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▶玉名の自然、景観、風物詩。
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撮影日:令和元年(2019年)10月15日
Main Camera:Nikon D750

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