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プランAとプランBの正体

先日、このような投稿をしました。

これのネタバレというか、成果について今日は書いてみたいと思います。

今回の目的地は青森と道南。メインは道南の函館ー長万部間となるのですが、重要な経由地として青森が入っているのがポイントでした。

具体的に言うと、乗りつぶし3周目にかこつけて北海道新幹線と函館本線の別線を含む長万部以南、そして道南いさりび鉄道と函館市電を乗り尽くすのが旅程の全容となります。

この旅程を組むにあたり原動力となったのが2月のこれ。

4月の上旬あたりまでなら平日でも調整がしやすい状況にあったので、ならば固め打ちしようということで旅程を考え、伊丹→青森の午前便と函館→伊丹の昼間の便を押さえる計画に。帰路が昼便なのは夕方から地元で戦闘(仕事)があるから。仕事を回してこそのおでかけですから、そこを外すわけにはいかないのです。
なお、現地での旅程は改正号が既に発売されていたので容易に組むことができています。

時刻表は読みものですが、調べ物にも重宝します

そしてひとまず組み上がったのが、下記の行程でした。
<1日目>
伊丹空港→青森空港[リムジンバス]青森駅→新青森[北海道新幹線]新函館北斗→木古内[道南いさりび鉄道]五稜郭→函館[特急北斗]長万部→函館……投宿21時頃
<2日目>
投宿先5:30……函館→森→函館→函館どつく前→十字街→谷地頭→湯の川……湯倉神社前→函館空港→伊丹空港

1日目の移動にかなりのゆとりがあり、青森駅や新函館北斗、長万部でそれぞれ1時間前後の乗継時間がある状態。一方で2日目は5:30と早めの出発で森駅まで往復するのにかかる時間が約4時間あり、函館に戻るとその足で函館市電を乗り回して空港に向かい、空港で約1時間の待ち合わせにて帰阪という、案外あわただしくもなる内容になっていました。

もう一工夫できそうな気もしてはいましたが、なにせ空路を往復とも押さえてしまえばあとは自由席ばかりの旅。いい意味で旅程に固定概念がない状況にあるので、ひとまずこれで寝かせておくことにしました。これがのちにプランBとなるわけです。

そして出発の10日ほど前。別件で調べごとをしていたときに見つけたのがこれ。

有料道路通行の関係で少しばかりの積み増しが必要となりますが、これで時短が可能かどうかを検討してみることに。
すると出た結論が、
「うまくいけば1本前の新幹線(初期旅程より約1時間早い)に乗れそうだ」
となりました。
定刻で青森空港に着陸できた場合、到着ロビーを出てから所定1本前となる新幹線の発車時刻までの時間は約40分。想定所要時間は25分とあるので、+10分はみることができる。
というわけで「いっときましょか」と定額タクシーを電話で予約。乗り合いでもなく乗ればサッと出てもらえるので、同乗者を待つ必要もありません。
仮に乗れなくても、所定の新幹線を待てばいいのですから、空振りには決してならないという点が決め手となりました。ここにプランAの爆誕とあいなります。
参考までに、リムジンバス+JR1駅の運賃は860円+190円の1,050円となります。

それでは答え合わせ。

出発準備の関係で20分ほど遅れて伊丹空港を飛び立った当該機は、結局16分遅れで青森空港に到着。

ANAが発行した遅延証明書の一部

残り時間は34分。道路が混んでいたら詰むパターンに。でも乗りかかった船ならぬタクシーですから、乗らないという選択肢は、ない。

新青森駅には11:10の到着。ありがとう定額タクシー!

途中でのんびり走る軽トラやダンプに阻まれながらも、実質20分で新青森駅に到着。プランAが成立となり、函館の投宿先到着は19:40と約1時間半の繰り上げとなりました。

ちなみにプランAの場合の行程はこんな感じ。
<1日目>
伊丹空港→青森空港[定額タクシー]新青森[北海道新幹線]新函館北斗→函館→五稜郭[道南いさりび鉄道]木古内→新函館北斗[特急北斗]長万部→→函館……投宿19:30時頃
<2日目>
投宿先5:30……函館→大沼→函館(ホテルで休憩)函館駅前→函館どつく前→十字街→谷地頭→湯の川……湯倉神社前→函館空港→伊丹空港
※太字のところが主な変更点
2日目の早出は変わらないものの、森まで足を延ばさずに済んだことから、函館に再び戻ってホテルで朝食を摂り、のんびり部屋で過ごして10時までにチェックアウトすればよい展開となりました。
……対岸の“火遊び”のせいで、ちょっと緊張感ある部屋過ごしにはなりましたけどね。

“火遊び”のとばっちり。ホントはた迷惑。

というわけで、プランAとBの正体のお話でした。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。



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