【人間関係】規則と善意の狭間で。保護者からの「感謝の差し入れ」とtamamio的対応#398
おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、感謝の気持ちをどのように表現されますか?
今回は、感謝の気持ちを「差し入れ」で表現していただいた出来事と、tamamio的いただき方をご紹介します。
1 このご時世、この業界に差し入れはNGなのです
私は小学校教師です。最近ではあまりありませんが、それでも律儀な保護者から「先生、どうぞ」と差し入れを頂くことが、たま~にあります。
もちろん、このご時世、そういうことは一切NG。管理職からも、「丁重にお断りするように」と、きつく言われています。
実際、昨年、新卒の同僚が「スミマセン、これ、断り切れなくて頂いてしまいましたが、どうしましょう・・・」と、管理職に相談したこともありました。
2 久々に遭遇!「先生、もし良かったら・・・」
なんだかアレですよね。きっちりしすぎて、逆に無粋のような気もするのですが、言葉では言い尽くせない気持ちはどう表現すればいいのでしょう。
そんなお気持ちに対して、私たちは「お気持ちだけ頂いておきますね」と、お戻しするのが優等生的対応なのでしょうね。
そして、このtamamioにも、久しぶりに来ました。「先生、もしよかったら」が!
私も、こう見えて20年近く教師をしていますので、家庭訪問の折に羊羹を頂いたり、手土産を持たせて頂いたり、個人懇談で洋菓子詰め合わせを頂いたりしたこともありました。
「勤務先で大量に余ったので」と、規格外の一口チョコを袋一杯に頂いたこともありました。まだ寛容な時代だったので、職員室でワイワイ頂いたものです。
そんなtamamioにやってきた「先生、もしよかったら・・・」。
3 もう、この場を解決するには「これ」しかない!
確かに、その子には特別な配慮をしていました。もちろん「ひいき」と言うわけではなく、「合理的配慮」の範囲内で。
感謝していただける気持ちは分かります。その子の将来に必要であろう情報を提供したり、書籍を紹介したり、できることはいろいろとしてきたので、そのお気持ちは伝わりますし、身に余る光栄なのです。
・・・が、私もここで「ありがとうございます!」といただくわけにもいかず、そうかといって無下に断るのも、気持ちを無にするようで、それはそれで・・・。
しばらく「えっと・・・」「あの・・・」と、しどろもどろになっている私を前に、保護者の方は「やっぱり困りますよね」と、申し訳なさそう。
ここは私が何か答えを示さねば!と思っていたその矢先。
「先日、息子と出かけた際に、とってもかわいい箱だったので、先生に、と一緒に選んだのです」と保護者。
かわいい箱!これだ!これです!!これしかない!!!
4 tamamio的落としどころは「これ」!
「その箱、見たいです!見せてください!」とお願いした私。見せていただいたその箱は、ピンク色で真ん中にかわいい猫ちゃんが!猫~!好き~!
「猫!かわいい!!この箱だけ、いただいていいですか?!」
予想外の私のお願いに、驚かれる保護者。それはそうですよね。空箱がほしいなんて、おばあちゃんみたいですよね。
そして、せっかく私にと買っていただいたので、「中身も見ていいですか?」と、箱の中身を見せてもらいました。
「この人に」と思ってワクワクドキドキ選んだのに、見てももらえずに持ち帰る、その残念さ、虚しさ。それを味わわせてはいけません。
箱の中身は、おいしそうなレアチズケーキ。こんなご時世でなければ、有難く頂戴して、職員室でみんなで頂いたのです。本当に、申し訳ない。
というわけで、久しぶりの「先生、もしよかったら・・・」は、空箱をいただくことで落ち着きました。我ながら、良い落としどころかな。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!久しぶりに感じた「板挟み感」。私は「今後も、保護者の期待にこたえ続けないといけないなぁ」と感じた次第です。
では、今日も素敵な一日を!
私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。