【子育て】家でできる!読解力向上の「はじめの一歩」~読書量≠読解力です~#501
おはようございます、tamamioです(^^)子育て中の皆さん、「お子さんの読解力を向上させたい」と思われたことはありますか?
私は小学校教師ですが、個人懇談では少なくないお母さんから「どうしたら読解力が向上しますか?」と聞かれます。
今回は、家庭でできる読解力向上・はじめの一歩をご紹介します。
1 学校でも社会でも、必要。読解力
そもそも読解力とは何ぞや。
読解力は、勉強はもちろん、仕事でも、人間関係でも必要な力です。
さらに今後AI技術が進歩して、人間の仕事の大半をAIが代替するようになっても、読解力を必要とする仕事は、AIには(現在のところ)できません。
何しろAIは、「キリンがリンゴを食べる」と「キリンがリンゴに食べられた」の区別がつかない(p24)のだとか。まじか~、AI・・・。
2 読書量=読解力、ではない
話を個人懇談に戻します。「どうしたら読解力が向上しますか?」に続けて、大抵、お母さんが次に続ける言葉は決まっています。
「やっぱり読書ですか?」
出ました、読書信仰。「本を読むと読解力が向上する」ですが、これはそうともいえないのです。
これはいろいろな調査を基にした結果ですので、中には「読書量が多い=読解力が高い」という子もいます。そういう子は「読書が好きで、本を読むことを楽しんでいる」のだそうです。
なので、嫌々本を読んでも読解力は向上しないのです。
3 読解力向上は需要高め。冬の定番?特集
では、読解力を向上させるために、家庭で何ができるのか?それを分かりやすく教えてくれるのが、以下の雑誌です。
1年置いて、同じ特集。それだけ需要が高いのでしょう。いいぞ、もっとやれ。
4 家庭でできる「はじめの一歩」
『プレジデントFamily』によると、家庭でできる読解力向上の方法は4つ。もちろん、読書は入っていません。
その中の一つだけ、ここでご紹介します。2号共に共通していた方法、それはこれです。
もう、これに尽きます。
「コップ」とか「ごはん~」のように、単語で済ませるのではなく「水を入れたいからコップちょうだい」とか「お母さん、ごまんまだなの?」とか、文章で言わせる。
もちろん、これだけで全てが解決するわけではありません。が、この基本ができてないのに、上にどんなに積み上げても無駄ということでしょう。
あと一つ、編集の方に言いたいのですが、「家庭での会話は文章で」って、これ自体が文章になってないです。文章で、なに?
「文章でしましょう」とか、語尾までキチンと言い切ってほしかったなぁ~!こういう、名詞で止める「体言止めで文章終わる」って、良くない。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!では、今日も素敵な一日を!
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