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【子育て】「うっすら貧乏」には雰囲気の醸成で対抗~中学生の答辞に学ぶ「足を引っ張り合わない」雰囲気~#500

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、「本当の楽しさ」ってどんなものだと思いますか?

今回は、小学校高学年~中学生に伝えたい、本当の楽しさについて発信します。

1 判明・ネットいじめ小学生Ver

私は小学校教師です。今6年生を担任しているのですが、先日別の学級で、こんなようなことがありました。(※内容に影響がない程度に、詳細は変えてあります。)

SNSでグループを作って、学級の任意の子を選び「この子のことをどう思うか」のアンケートをとっていたそうです。

アンケートの選択肢も、選ばれる子によって変えていて、ある子の選択肢は「1・ちょっとキモイ 2・キモイ 3・めちゃくちゃキモイ」だったとのこと。

立派な「ネットいじめ」ですよね。

これは、SNSリーダーの保護者から聞いて判明したことで、その保護者は削除したとのことでしたが、いや~・・・。

2 そんなことしてる場合じゃないでしょ?

もう、何っていうか、情けない。情けなくなりました。子どもに対しても、自分に対しても。

子どもに対しては「アンタら、そんなことしてる場合じゃないでしょう」。

現状、日本は国力がどんどん落ちて、世界の中でもどんどん貧しくなっていく。そんな中で、数少ない希望は若者・子ども達なのに。

「国民全員がうっすら貧乏に」なろうとしている(※1)・しようという政策(※2)をとっている中で、

自分自身も含め、お互いの足を引っ張ってる場合じゃない!!

(※1)「国民全員がうっすら貧乏」出典:西野亮廣さん(p11)

(※2)「国民全員をうっすら貧乏」にしようとしている政策

また、自分自身に対しても、そういうふうにしか育てられなかったという、敗北感みたいなものを感じました。

3  足の引っ張り、出る杭を打ち合うなんて

そうなのですよね。「足を引っ張り合っている」

前述の、「キモイ」選択肢を提示された子も、確かに困ったところはあります。確かに、「普通」の枠から外れている。

周りに迷惑をかけることもありますが、「個性」の範囲内とも思わなくもない。

でもさぁ、そういう「尖った」ところを叩き合う風潮って、ホンットにやめたい。そう思った時に、思い出しました。この答辞を。

なぜなら、僕たちの学年が出る杭を打たない学年だったからです。

『15歳からのリーダー養成講座』(p264)

4 気づかせたい。「本当の楽しさ」とは

この答辞は、こう続きます。

誰かが前で発表したり、活動したりする時でも、それを支える雰囲気が僕たちの学年にはありました。

『15歳からの~』は中学校での実践です。中学生は、確かに不安定です。でも不安定だからこそ、プラス方向に振れた時のエネルギーはすごい。

中学生にとって、友達の支え・応援は、とてつもないパワーだと思います。

個性や考え、そして誰かのチャレンジを否定しない。むしろ尊重し、応援できれば、学校はとても心地よい場所になるといつからか気づきました。

そう。SNSグループ内だけでこっそり笑い合うよりも、こっちの方が明るいし、楽しい。これが本当の楽しさだと、気づかせたい。

そういう環境はお互いを高め合い、成長させてくれる環境なのです。

(以上p264)

個性を大切に・お互いを尊重し合う・成長・高め合い。

これをお題目のように唱えないで、日ごろの授業や教育活動に落とし込んでいければ、こんなネットいじめなんてアホらしくてする暇なんてなくなるでしょう。

改めて、がんばろう!と思いました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!今日も素敵な一日を!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。