【読書】外れのない本棚からの3冊~箱根本箱からの3/6冊~#524
おはようございます、tamamioです(^^)先日、憧れの箱根本箱に行った!発信をしました。
今回は、箱根本箱で私が購入した本6冊をご紹介します!
「箱根本箱には、面白くない本はないのか~?」っていうくらい、当たり本ばかりでした(^^)
1 ”単なるグルメレポ”にあらず
最初から、ものすごい熱量の本に出会ってしまいました。
本書は、リベリア、ケニア、ロシアなど、最底辺地域や辺境に出向き、「食べてるものを見せてください!」というグルメレポ
・・・なのに、リアルをえぐろうと試みる上質なルポなのです!
暴力的なまでの熱量、臭気、生々しさが、その地域の閉塞感と、でもそこで日々を生きる人々の本能
ー”生きたい”っていう本能ーとともにこちらに向かってくる。そんな本でした。
1’「文章が上手」と思ったけど、そうじゃない
作者はテレビ東京のディレクター。なのに、嫉妬するほど文章が上手でした。
いや、「文章が上手」ということじゃない。作者・上出氏は、「こういう時は”この言い方”するよね」という、予定調和的な文章表現でなく、
「自分の言葉で」表現しようと格闘している。感じたことを深堀し、ぴったり言い当てる表現を自分の中から探し、「これでいいか~」という誘惑と闘い、
ひねり出すように、引っ張り出すようにして、自分の弱さと、やるせなさと、理不尽さと闘いながら書いている。そう思いました。
この人の本を、また読みたいと思いました。
2 私の気分だったころの江國香織さん
時々無性に読みたくなる、江國香織さん。これは、既刊の短篇集を集めて「童話集」としたものですが、良かった!
最初の『デューク』から、引き込まれました。懐かしさと、独特のきらきら感。いいですねぇ、素敵ですねぇ、『デューク』。
あと次郎君の一連の話とか、『スゥィート・ラバーズ』のおじいちゃんの「ええぞぉ、夫婦は」という台詞がとっても良く。
これに背を押されて結婚したと言っても過言ではない???
よく考えたら本書は、私の「気分」だった頃の江國香織さんの作品集でした。今でもやっぱり好きですけど(^^)
3 突き抜けるってこういうこと!
これは、題名に惹かれました。題名のつけ方、テーマの切り取り方がうまい!この編集さん、敏腕ですね!
「パーカーがおしゃれ」というと、こういう「立ち襟」をイメージしたのですが(右の子・松野千冬君)
そうではなく。
実は、80代の母と50代の娘のコーディネート集というのだから、もう俄然興味沸騰!!
アラフォーのtamamioとしては、50代の娘さんもですが、80代のお母さんの存在に勇気をもらいました!
川邉サチコさん!!
え~~~っ!?カッコイイ!!こんな方、いたんだ!
なんか「アラフォーになって、顔のたるみが・・・」とか「おでこのしわが・・・」とか、そんなこと、ホントどーでもいい!!と思えます、サチコさんを見ていると!!
「振り切れる」ってこういうこと!?もう、気持ちいい!私もこんな素敵な女性になりたい!!
ちなみに、パーカーの着こなしもありました。
もう「立ち襟」なんて、そういう問題ではなかった。ごめんなさい!!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!残り3冊は、また後日!
では、今日も素敵な一日を!
私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。