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【子育て】ギフテッド(Gifted)の生きる道~神から才能を与えられし子ら~#505

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、ギフテッドってご存知ですか?

今回は、ギフテッドについて認識を新たにした記事を発信します。

1 生まれつき突出した才能を授かった人

ご存知の方も多いと思いますが、まずは「ギフテッド(Gifted)」という用語について、簡単にご説明します。

ギフテッド(Gifted)は、贈り物を意味するギフト(Gift)が語源となっており、生まれつき突出した才能を授かった人のことを称します。

https://miraii.jp/others-19

「生まれつき突出した才能を授かった」???そんなことって、ある???私たち常人が、どんなに努力しても手に入れられない能力を、生まれながらにして持っていると???

まさしく、神から与えられた=gifted!

著名人の中では、相対性理論のアインシュタインやマイクロソフトのビル・ゲイツ、日本では北野武などがギフテッドとして知られています。

同上

へぇ~。たけしさんも、ギフテッドだったのですね。

常人とはかけ離れた、才能豊かな方だと思っていましたが、ギフテッドだとは・・・。うん、納得。

2 得意分野で労力少なく成果が出せる?

なんか、ギフテッドって「孤高の天才」みたいでいいなぁ~!かっこいい!!

もちろん、常人とは違うのですから、苦労や孤立感、孤独などもあるでしょう。なんか、こんな恐ろしいレポートもあります。

・高い知能を持つ人は全国調査のデータに比べ、気分障害や不安障害のリスクが高い
・ギフテッドの子どもは、気分や注意の調節不全リスクが高く、行動障害につながりやすい

常人には、はかり知れない苦悩があるのでしょう。特に、同調圧力の高い日本では、才能が潰されて失意の障害を送ったギフテッドの方も多いのではないでしょうか。もったいない。

とにかく、私のギフテッドへの認識は「大変だろうけど、自分の得意分野では、そう苦労せずに成果が出せる人たち」でした。

3 ギフテッドが評価されないって、どういう?

が、その認識が覆る記事を読みました。

「異才発掘プロジェクト」という特集で、東大先端科学技術研究センターと日本財団が共同で行っている取組(以下・ROKET※)と、そこで支援をうけている子2人を取材した内容でした。

2人のうち1人の記事に「えっ?」となりました。仮に「太郎君」とします。

居場所を見つけられた気持ちになったが、ROKETでは太郎君の研究は、あまり評価されなかった。

前掲書p73

「評価されない」って、どういうこと???

だって、カエルの鳴き声を聞き分けられる繊細な耳を持って、両生類・爬虫類の研究に没頭しているギフテッドの研究が、どうして評価されない???

4 それしかないのだから突き抜けなくては

でも、次頁の中邑教授の記事を読んで納得しました。

彼らは社会人として組織の中では生きていけません。自分の好きなことで食っていくしかないのだから、突き抜けなくてはいけない。

前掲書p74
中邑賢龍教授(東京大学先端科学技術研究センター)

もう、ぐさっときました。自分の認識の甘さに。そうなのです。

「それ」しかできないのです。「それ」しかないから、「それ」について唯一無二にならなければならない。突き抜けなければならない。

「突出した才能がある」だけじゃ、ダメなのです。その才能の延長で「コツコツ」やっているだけでは突き抜けなくて、

崖を這い上がるかの如く、自分の才能のステージより上を目指していかねばならない。

厳しい!!この記事を通じて、ギフテッドの、持てる人のシビアな現実を知りました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。そして、教師として、持てる子も、平凡な子もクソガキも、大切にしたいなと思いました。

では、今日も素敵な一日を!

(※)新プログラム「LEARN」

※異才発掘プロジェクト(ROKET)は、2021年より新プログラム「LEARN」に移行しています。

また、本文の「LEARNの誕生について」には、ROKETの成果と反省も載っています。

突き抜けとは違う道があってもいいと思います。平凡でもいいのです。今は志がなくてもいいのです。

「突き抜け」がプレッシャーだったのですね。まだ子どもですものね。突き抜けるのは、もっと大人になってからで、今は没頭して好きなことができる経験が大切ですね。

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。