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【行動経済学】サンクコストの呪縛と逃れるためのtamamio的思考

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん「サンクコスト」という言葉をご存知ですか?今回は「サンクコストの呪縛」について発信します。

1 サンクコストとは

サンクコストとは「すでに支出され、どのような意思決定をしても回収できない費用のこと。埋没費用。」(コトバンク)のことです。

人は、得るものよりも「失うもの」に、より注目します。「今までかかった費用・時間・労力を失いたくない」と思う心理を、行動経済学では「サンクコスト効果」と言います。

例えば、1800円の本を購入したとします。読み始めたのですが、いまいち面白くない。この時に「面白くないけど1800円払っちゃったし、最後まで頑張って読もう」と思ったり。

7万円もするトレンチコートを購入したけど、結局年に1~2回しか着ないし、場所は取るし、本当は断捨離対象なんだけど、「もったいなくて捨てられない」と思ったり(私です)。

ギャンブルで負けが込んでいるのに、追加投資するのもサンクコスト効果が働いているからです。

なお、ゴールド・シルバーなどの「会員のランク付け」、一年間定期購読することで完成するプラモの「付録付き月刊誌」なども、サンクコスト効果を利用したビジネスです。

2 多くの人が陥る「サンクコストの罠」

どうして「サンクコスト」について発信したかと言うと、先日友人が「サンクコストの罠」にはまっていたからです。

友人はインストラクターの資格をもっています。その資格は5年ごとに更新しないいけなくて、更新費用やら手続き費用やらで合計5万円!

しかも友人は、現在別の仕事をしていて「今後、そのインストラクターをするかわからない」そう。しかもしかも、そのインストラクターの仕事は「資格がなくてもできる」のだそうで!

普通に考えたら、更新する必要ないですよね。ただ友人は迷っていて「でも今まで2回更新したし、その2回分が無駄になっちゃうのも・・・」と言っていました。

「ああ、これナントカ効果って言ったよな・・・」と思って調べたら「サンクコスト効果」だったという話です。私は「更新する必要ないんじゃない?」と言いましたが。・・・更新するだろうなぁ。

3 tamamioはサンクコスト効果には結構強い

かくいう私は、「サンクコスト効果」には結構強いです。

本も映画も「面白くない」と思ったら、途中でも止めます。映画も普通に退出します。行列も「あまり進まないな」と思ったら出ます。あまり並ばないけど。

セミナーや勉強会も、参加費がかかりましたが「あんまり」と思ったら「体調不良で」と言って途中で帰っていました。「誠実性が低い」と言えばそうかもしれません。

「この時間がもったいないな」と思うのです。周囲はびっくりしますが、私にしたら、「この時間を無駄にしている感覚が我慢できない」のです。

時間ではないのですが、化粧品の購入費用も下がりました。来期はランクダウンして割り引きがなくなります。

これは計算して「この値段までに抑えれば、割り引きなくても費用が抑えられる」ことが分かったので、躊躇なく。きちんと計算して、数字が出ていれば「サンクコスト効果」に引っ張られずに決断できるのですね。

4 サンクコストの罠から逃れるtamamio的思考

私が「サンクコストの罠」に結構強い理由は、上記をまとめると次のようになります。

1 もっと大切なものがある
2 計算して事実をもとに考える

1は、私にとっては「時間」です。本や映画、行列に縛られる、あの「拘束感」が何とも言えず嫌いなのです。嫌いと言うか、大嫌いです。我慢できない。

2は、化粧品を通じて学びました。「ちょっと計算してみよう」と。でも計算はiPhoneの電卓がしてくれるので、私は数字を打ち込むだけ。ラクチン(^^)

あと、「サンクコストという心理があるらしい」と知っておくだけでも、罠にはまらずに済むかもしれませんね♪このサイトには「陥らないための対策3」が書いてあります!勉強になります!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!今日も暑いですね!
だって夏ですから!

皆さん、今日も素敵な一日を!そして、Enjoy Summer!




私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。