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「学校の分際で、家庭の方針に口を出さないで欲しい!」と思った話 ~保護者としての気概をもって~

おはようございます、tamamioです(^^)皆さんは学生時代、夏休み前に「夏休みのきまり」的なプリントを担任から配布された記憶はありますか?「あったあった、そんなの!」だと思います。今回は、そのプリントに関する発信です。

1「夏休みのきまり」について思うこと

私は小学校教師です。なので「夏休みのきまり」を配る側です。毎年「早寝早起き」だの「子どもだけで川で遊ばない」だの、夏休み前に子どもに話しています。

そして3児の母でもあります。上から小5(男)、小3(女)、年中(女)です。そして上2人は、現在夏休み。当然、夏休みに入る前に「きまり」をもらってきました。

単に「配る側」の時は別に何とも思っていなかったのですが、「配られる側」になってみると、この「きまり」について、思うところが多々。

2「学校のきまり」にダメって書いてあるよ

夏休み前に、子どもと図書館に行ったときの話です。図書館は、家から2駅先のターミナル駅ビル内にあります。「駅の改札を出てまっすぐに歩けば図書館に着く」という、好立地な図書館です。

その図書館に「夏休み企画・調べ学習のやり方講座」の案内チラシがありました。そのチラシを見た小3の娘が「行きたい!」と言いました。

しかしその日は平日。夏休み中とはいえ、私は勤務日で、しかも外せない用事が入っていました。「う~ん、母さんはいけないけど、じいちゃんか誰かに頼んでみようか」と言い、申し込みだけして帰宅しました。

結局、義父は予定があり、夫も当然勤務。「誰もつれて行ってくれないから、ちょっと無理かも」という流れでした。そこにふと「長男」という選択肢が視野に入りました。

家から最寄り駅までは、直線距離で約100m。切符を買わせて2駅乗せて、改札出て、図書館に妹を連れて行って、講座が終わるまで図書館で本を読んで待って、終わったら妹を連れて帰らせたら良いのでは?

実は、既に「子ども3人だけで最寄り駅から電車に乗せ、ターミナル駅で私が待って図書館へ」は経験済みです。なので、今度は復路の練習をさせて、念のためもう一回くらい「駅→図書館→駅」の一連の流れを練習させればできるのでは?と思いました。

そこで長男に「今度妹が図書館の講座に行きたいんだって。つれて行ってやって、連れて帰ってもらえる?」と聞きました。すると「でも、子どもだけで校区外に行ったらだめってきまりに書いてあるよ」と言うのです。

結局、娘が行きたかった図書館の講座は断りました。

3 学校の「分際」と保護者の「気概」

先日、その顛末を元同僚の先輩に話しました。「その理屈で言えば、我が家の最寄りスーパーは校区外なんですが、『ちょっと牛乳買ってきて』とか、頼んじゃいけない、ってことですよね」

「もう、そこまで学校に指図されるなんて!学校の分際で家の方針に口出ししないでほしいですよ!」と話しました。そう、学校の分際で。

学校内なら、学校のルールに従うのは当然です。が、休み中で家にいるのに、どうして家の中まで学校にあれこれ言われないといけないんだろう。

それに対して元同僚は「それを禁止しないで、もし何かあったら保護者は『学校の責任』にするからねぇ」。確かに、それは理解できます。

ただ、私のように「ちょっとだけ冒険」をさせてみたいなと思う保護者もいると思うのです。「こんな子に育ってほしいな」という保護者の願いのもと、挑戦させることは悪いことではないと思うのです。

今回のことで、私は教師として家の中のことまで学校があれこれ口出ししない流れをつくりたいなと思いました。(宿題も、なくせるならなくしたい)同時に、私は保護者として「自分の子どもを育てる」という気概を持ちたいです。

一つ思いついたのが、来年「夏休みのきまり」の提案があった時に「免責事項」的に一文いれてもらうことです。「※上記のきまり以外をするときは、保護者の管理の元行ってください」みたいな。絶対却下されると思いますが(^^)

ここまで、読んでいただきありがとうございました!今回は賛否両論あると思います。私も、十分に書ききれなかったこともあります。また機会があれば、この件について書きたいと思いました。

それでは、今日も素敵な一日を!そして、Enjoy Summer!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。