フォーの歴史
フォー(phở)は今やあちこちにあるベトナム料理店では必ず提供される麺料理です。コンビニでも売ってたりしますし、インスタント麺になっていたりもします。
あっさりだけどコクのあるスープに、ピロピロした歯ざわりが心地よい米の麺。付け合わせにライムを絞ったり、パクチーやもやしを入れたり、唐辛子酢を入れたりして、味や香りや食感を何重にも変えながら一杯の麺を心ゆくまで楽しむのがベトナム流です。
ベトナム料理の歴史は長く奥深いものがありますが、実はフォーの歴史はさほど古いものではなく、その起源は1900年頃と考えられています。
ここから先は
5,681字
/
13画像
食文化の歴史は歴史の授業では決して習うことはありません。しかし、密接に社会と産業、文化の発展史と密接に関わっていますし、場合によっては特定の人物の英雄的な活躍によって生じる場合もあります。とにかくおもしろい食文化の歴史をぜひご覧ください。
歴ログ【食文化・料理】傑作選
300円
歴ログ-世界史専門ブログ-のテーマ「食文化・料理」から傑作選を20記事選定しました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?