#059 ポンピドゥー・センターのエスカレーターに乗った話(パリ旅行記その1)
こんにちは、マルタのタマルです。
今日はパリの美術館巡りの話を!前中後編ぐらいと予想してます。
※パリで都会暮らしに憧れたこちらのお話もよろしければどうぞ!
パリミュージアムパスの購入
パリに行く目的は親戚の関わるイベントを見に行くことだったのですが、せっかくパリに行くなら美術館巡りがしたいなあ〜と考えて調べてみました。
すると、「パリミュージアムパス」なるものが!
これさえあればパリの主要美術館や観光地(エッフェル塔除く)に入れるという超便利パスで、買うっきゃない!
2日だと€55、4日だと€70(ちなみに、手数料がその他にかかります)。私が滞在するのは4日でしたが、初日は空港到着が18:30だったので、実質使える日は3日。しかも親戚のイベントの日もあるし、うーん。
……色々迷いましたが、「5施設以上回るなら4日券を買ってもお得!」ということだったので、4日券を選びました。
パリミュージアムパスは基本的に対象の施設に持参してみせればOK!なんですが、いくつかの施設は別途「施設予約」が必要です。特にルーブルはこれがないと入れないので注意!私が時間予約したのは、以下の施設です:
ルーブル美術館
オランジュリー美術館
サンテ・シャペル
オルセー美術館は個別でチケットを買う方法以外に予約ができなそうだったので、朝イチに回すことにしました。
Navigo Easyの購入
パリはスリが多いという話を聞いていたので、財布の出番を減らすべく、パリのSuica的存在である「Navigo Easy」を購入しました。
シャルル・ド・ゴール空港をほとんど端から端まで歩いたので、マジで疲れましたが笑、これのおかげで滞在中は諸々楽でした。WEBでチャージできるのがとにかく安心。
空港までのバスの料金もチャージすることで安くなるし、カード自体は10年間有効ということで、大切に取っておきましょう。
初日の夜、期待せず入った隣の店
ホテルはパリ中心地から電車で20分ぐらいのところにとりました。これも治安重視でしたが、駅徒歩1分の立地で不便なく、しかもとっても綺麗で最高でした(ちょっと高かったけど)!
飛行機は定刻通り着きましたが、宿に着いたのは20:30過ぎでした。フロントでおすすめを聞くと、隣のレストランの割引券をくれるというので、特に期待もせずに入りました。が、これが思いの外美味しい!マルタより当然物価の高いパリですが、払ってもいいなと思うぐらいおいしいパスタでした。雑な居酒屋の雰囲気なのに…さすが美食の国。やるなあ。
パリ・ピカソ美術館
翌日。朝ちゃんと起きられたので、急遽ピカソ美術館にいくことに。メトロから徒歩10分の道のりを歩いているだけでワクワクしました。末枯のパリ。路地が美しい!
ピカソ美術館は地下1階から3階まであって、なんと1-3階はまさかの企画展(つまりピカソの絵じゃない!)。最初、この仕組みが分かってなくて「いつピカソの絵に出会えるんや…?」となりました。
1階の展示内容が興味深かった。ピカソ美術館はコロナのロックダウン中に空き巣に入られて、とんでもない被害を出したそうなのですが、それをイメージさせる「空っぽの展示」をしていました。
地下にあったピカソの絵は本当に良かったです。特に女性の絵がやはり美しい。彼の女に対するあれこれはよく語られるところだけど、やはりそうした執着がものを美しくするなあ(倫理的な観点はさておき)、と改めて実感しました。
ポンピドゥー・センター
親戚のお手伝いをした後……、実に5時間半ぐらい寒空の中立ちっぱなしで割と疲れてはいたのですが、「いける!」と思いポンピドゥー・センターに向かいました。
ポンピドゥーは2024年末に改装のためクローズし、以降5年間は閉じたままという話を知っていたので、この機会に絶対訪れておきたかったのでした。
が、待ち受けていたのは長蛇の列!!!
流石にちょっとしんどかったですが、建物を見ているだけでもワクワクしました。箱の力ってすごいなあ。あのエスカレーターに自分も乗れるんだ!と思うと待つことも少し楽になります。
30分後ぐらいに入場。エントランスホールから最高でした。
あんなに並んだのに中はそこまで混んでおらず、展示自体はかなりゆっくり見て回れました。
常設展も良かったんだけど、企画展のシャガールもすごく良かった。舞台衣装のスケッチ・デザインや、ファブリックを使ったリサーチなどが数多く展示されていて興味深かったし、「シャガールほどの人も(だからこそということも言えるが)こんなにたくさんのリサーチをしていたんだな」と間近に知ることができたのが良かったです。やっぱ手を動かすことが大切やなあ。
と、いうわけで
美術館巡り1日目は、もうめちゃくちゃに疲れたけど最高でした!オルセー美術館・ルーブル美術館・オランジュリー美術館とサント・シャペルについてはまた次の記事で。
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