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報酬なしでも学習は可能? - ドーパミンとアセチルコリンによる脳内学習メカニズムの新たな理解

  1. NYU Grossman医学部の研究チームは、報酬存在下での学習と脳内化学物質(ドーパミンとアセチルコリン)の相互作用について研究した。

  2. 研究結果では、ドーパミンとアセチルコリンは報酬が無い状況でも頻繁に脳内で流動し、それが学習の機会を生む条件を維持し続ける事が明らかにされた。

  3. 新たな学習理論が、統合失調症や注意欠陥/多動性障害(ADHD)、うつ病など、不適切なドーパミンレベルに関連した脳疾患の理解に新たな視点を提供する。

NYU Grossman医学部の研究チームは、報酬の存在下でなくとも、学習に必要な脳内化学物質(ドーパミンとアセチルコリン)が流動し、学習に好条件を作り出すという新たな理論を提唱しました。報酬が無い状況でも、これらの化学物質が流動することで、常に学習のチャンスが生まれるとされています。この理論は、統合失調症や注意欠陥/多動性障害、うつ病など、ドーパミンの不適切レベルが関与していると考えられている脳疾患の理解に新たな視野を提供するものとなります。

以下が元の論文ニュースです。
https://medicalxpress.com/news/2023-08-ebb-brain-mechanism.html

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