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意識的にスマホを持たずに出かけた話

最近寝つきが悪い。
疲れているのに、布団にはいっても眠れない。

なんでだろう?と思ったときに心当たりがあったのがネットの見過ぎやスマホの触りすぎ。

体中がなんとなくだるくて、疲れが抜けていない感覚があった。

何度もスマホやSNS断ちは試していて、スクリーンタイムもかけているものの、効果は薄い。

そこで、ひょんなことをきっかけにスマホを持たずに出かけることをはじめてみた。

今回はそんなお話。


スマホを持たずにでかけること

きっかけは見たくない返信があったこと。

見たくない返事ってありませんか?

どうしても送る必要性があってなんとか連絡したけれども、返事を見たくないメールやLINE。

その日の朝、どうしても連絡しなければいけないことを書いてメールを送りました。

返事がきても、どんな内容でも今は見たくなくて
そのままスマホを家に置いたまま家をでました。

カバンの中には、手帳と読みかけの本と財布だけ。

約3時間そのまま、近所のカフェでコーヒーを飲んで
手帳を書いて、読みかけの本は読み切って感想まで綴って帰宅。


帰宅後、スマホは変わらずそこにあって
見たくなかった返事は来ていたかすら、今では覚えていません。

スマホと物理的に離れたおかげで
その嫌な出来事や物事から、頭も心も離れることが出来てスッキリしました。

スマホと離れてわかったこと

日々スマホ依存症にほど近い生活をしている私は正直、不安でした。
だって、なんか手持無沙汰になる気がしていたから。

実際、持たずに出かけていて困ったことはふたつありました。

ひとつは、時間がわからなかったこと。
もうひとつは
ふとしたひらめきをググれなかったことでした。

情報の波に流されて

私はいつも、スマホで気になったことはすぐ調べたり、すぐメモをしています。

それは、「今ここ」「今この瞬間」に感じたことを逃したくないと感じていたから。

けれど気がついたら
「気になること」「調べたかったこと」
を解決しても、そのまま派生した異なるページを見ていることも多くありました。

私は「今ここ」「この瞬間」にいたつもりが、スマホに誘導されるがまま情報の波にいつも流されていました。

ここにいなかった意識

スマホが手元にないと、なんとなく手持無沙汰でした。
まわりを見渡しても、スマホの画面を見ている人ばかりです。

いつもなら私もそんな感じなのだろうな~と思っていると、色々な気になることが湧いてきました。

スマホを触っている人の姿勢
着ているもの、身につけているもの
店員さんの気配りや目配り
店内においてある植物
隣の席のご夫婦の会話
BGMのクラシック音楽

何度も来ているお店で、いつも目にしているものだし耳にしている音楽。
隣のご夫婦の会話だって、よくある世間話。

いつもなら気に留めないあれこれが手持無沙汰だからこそ、目に入ってきます。

私は体はここにいても、いつもスマホを見ていた。
今ここを、自分は感じていなかったのかも?

そんな気持ちになりました。

旅するように暮らしたい

今は週に2回くらい、スマホを家においたまま出かけています。

近所への買い物や通院時など、時間にすると大体3~4時間くらい。

それだけでも、変化はありました。
夜の寝つきや肩こりがかなり改善した感覚があります。(個人の感想です)

街の景色を見て、音を聞くようになりました。

それは街中の雑踏に満ちた音であることがほとんど。
だけれど、たまにはそれを味わうことも私には必要な感覚でした。

私はSNSが大好きだし、スマホも手放せません。

だからこそ、いい距離感で付き合っていきたいです。SNSとも、目の前の今ここも。

タイパとか効率に気が取られがちな毎日。
それも仕方ないこと。
やりたいことはたくさんあるし、時間は限りあるものだから。

だけど
たまには、イヤホンを耳から外して空を見上げてみるのもいい。
マルチタスクをせずに、あえて今ここ一つだけに集中してみてもいいのかもしれません。

毎日を、日常を旅をするように新鮮な気持ちですごせたら。
きっと毎日がもっと楽しくなりそう、そんな気がします。

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