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はじめまして

はじめまして。佐々木奎太(ささきけいた)です。
大学を卒業後、コーヒー屋さんをしています。

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改めて、自分の生い立ちとこれまでの活動をまとめたいと思います。

自己紹介

1997年8月7日生まれの23歳。
出生地は福島県岩瀬郡岩瀬村(現・須賀川市)、5歳くらいから18歳まで宮城県仙台市で育ちました。それからICU(国際基督教大学)に入り上京。三鷹市在住。卒業後の今は、学芸大学駅でコーヒー屋を営んでいます。

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小学生からずっとサッカー。大学も部活動に入り、これまでの人生ほぼ毎日ボールを追いかける日々でした。

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基本的に自己主張が苦手で話もうまくないです。これは今も。よく言えば協調性があります。嫌われるのも苦手。
(あまり信じてもらえないですが)すごくおとなしい人でした。

コーヒーにハマるまでは


コーヒーにはまったきっかけ

「特にない」もしくは「たくさんありすぎてわからない」です

・もともとインスタントコーヒーを飲んでた
・スタバで働く友達が多かった。豆貰った
・学生寮に住んでて、器具があった、みんなに飲んでもらった
・自分で器具、豆をそろえたくなりお店をまわるように
・お店のテイスティング会とかイベントに行くように、ボランティアも
・コーヒー文化が根付くメルボルンで動悸をおさえながら飲みまくる旅
・焙煎にも興味を持ち、SNSでつながった方から安く譲り受ける
・コーヒーの大会にも出場
・自分で出店を始めるようになる、お店でも働くように
・コーヒー産地にも行きたくなり、中南米の農園を2週間かけてまわる
・帰国後、いろんなところでコーヒーを淹れる、今は学芸大駅の仮店舗

薄い階段を少しずつ上がっていく感じで、活動の幅が広がっていきました。
趣味の延長線上です。なんにせよ色んな方に恵まれました。

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(メルボルン。3日間つめこんで30件以上のコーヒー屋を巡りました)

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(Japan Aeropress Championship 2019 ありがたくも2位をいただきました)


玉奎珈琲をはじめる

気づけば自分の屋号みたいなのがあったほうが便利だなあと思うようになりました。そこで、焙煎機を譲り受けたタイミングで気まぐれコーヒー屋「玉奎珈琲(たまけいこーひー)」を名乗り始めました。

玉=父さんのつけた自分のあだ名
奎=本名から
もともとはただのSNSのユーザーネーム
よく考えずにつけてしまったので全然普通に後悔してます

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はじめはオンラインショップから。コロナ禍、「なんか奎太のやってることが形になってるぞ」と多くの方が買ってくれるように。

このあたりから徐々に気づいたことは、
「好きなことは伝える必要がある」というシンプルなことでした。
今思えば、これが玉奎珈琲をはじめたきっかけです。

コーヒーを美味しく飲みたい・焼きたい

たくさん豆を使って練習

飲んでくれる人がいないと続けられない

好きなことをしっかり伝えて行こう

この伝えていくという過程で、たくさんの人に恵まれてきました。
動画や写真を撮ってくれる人、パッケージデザインをしてくれる人、場所を貸してくれる人、産地に連れて行ってくれる人、などなど。

気づけば、苦手だった「自分を発信する」機会が自然と増えていって、周りを巻き込んで段々と面白くなってきました。


これまでの活動

在学当時、サッカー部を引退して後「はい就活!」とはいかず、コーヒーをもうちょっと極めてみたい!と休学を決意。

・休学の一年間
友人に紹介してもらった面白い本屋さん「ブックマンション」の一階を借りて、約1年間不定期でポップアップをすることに

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(地下がブックマンション。その上で出店)

場所は吉祥寺。小さな棚ひとつひとつが本屋さんとして集合するユニークな場所で、コーヒーを飲みにくるお客さんも面白かったです。

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(店内は狭かったけど、お客さん同士がつながりやすかったです)

普段のアルバイトでは、たくさんの人を対応していたので自分の出店くらいはちゃんと話したいと思って、ゆったり営業していました。

売り上げだけを気にせず、
どんな経験ができたか、それをどう振り返ったかを優先的に考える

ここでの経験が、間違いなく今のお店のスタイルを形作っています。

・農園渡航
休学中のメインイベント、それは初めてコーヒー農園へ行くこと。
よくお手伝いとして通っていた仙川のスペシャリティコーヒー店、「カフェカホン」さんの買い付けに同行させてもらう形で、念願のコーヒー農園へ行くことができました。機会を頂き、本当にありがとうございました。

ただの客だった自分に「いつか農園行けたらいいね」と声をかけてくださいました。まさか本当に連れて行ってくださるとは、、頭が上がりません。  

約2週間かけて、エルサルバドル、コスタリカ、グアテマラをまわりました

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(左から門川さん:JICA海外協力隊としてエルサルバドルのコーヒー農園に従事していました。日本でお会いしてからあっという間の再会でした。
ラウルさん:サンタロサ農園の農園主。ファンキーーー
平村さん:カフェカホンのオーナーさん)

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はじめてコーヒーの産地へ足を運び、生産者さんと話したことで一番感じたことは、シンプルに、「かっこいい!!!!!」

滞在中、何度も
「うわあ、こんな話自分だけが聞けるの本当にもったいないな、みんなに知ってほしいな、これ聞いたらもっとコーヒーが楽しくなるなあ」
と感じていました。
農作業中になんとなくしてくれる話が「いやいや、本出せるくらいのエピソードだよ、、」となったり。でも農家さんたちは毎日変わらず同じ場所で同じことを続けている。

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コーヒー生産者の話を聞いて、その偉大さを直に感じていたら
今度は、自分の中で「何かを生み出し続けている人」に対してのリスペクトに変換されました。

たとえば、グアテマラで手織りの民族衣装を買ったとき、
スペイン語がわからない自分に対しても熱心に「洗濯機や乾燥機にかけないで、こう保管して」と言って、作り手ならではの思いを感じとれたり。

あとはロゴをデザインする人や歌詞を書くような「何かを生み出す人」も。

ジャンルを問わず、彼らの偉大さを感じることで、これまで興味のなかった分野への共感を持つことが多くなりました。

・復学~卒業まで

帰国後、少しずつブックマンションから離れるようになりました。他の分野の方々とコラボする機会が増えてきました。

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港区・光明寺でのイベントに出店。備前焼の職人さんとオンラインで会話をしながらマグカップを扱わせていただきました。

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関東ビーチサッカーリーグにて出店。コーヒーの果肉部分をつかった、コーヒーチェリーソーダなどを販売しました。

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コロナ禍でもギフトを届けられるようにと、母の日に合わせてドライフラワーとコーヒーのセットをオンラインで販売。花は、実の母がはじめた「和草舎」が素敵に束ねてくれました。


・現在

今は、学芸大駅徒歩10分のところにある「ドクターペダル」さんを間借りして、仮店舗としてお店を開いています。

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(お店が始まってから、焙煎量が増え、シェアローストをはじめました)

このエリアは温かい方が本当に多く、周りの自営業の方々にも支えられながら、おかげさまで楽しい毎日を過ごしています。

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(よく来るボーイズ、お客さんの年齢層が幅広いんです)

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(一緒に座ってお話することも。美味しいコーヒーを淹れるという役目を果たせば、お客さんと店員という壁はあまり作りたくないです)


・これからチャレンジすること

仮店舗を営業しながらチャレンジしていることがもうひとつ。
それはコーヒー豆の直輸入です。

コスタリカで出会った生産者のひとり、リカルド君(写真左)は同い年で、農園にいた時にお互いのコーヒーの話で盛り上がっていました。

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先日、そのリカルド君から
「今年から任されている農園があるんだけど、俺らでマイクロロットの特別なコーヒーつくってみないかい」
と連絡がありました。飛び跳ねるように嬉しかったことを覚えています。

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(Zoomで近況を伝え合いながら、コーヒーの精製方法や品種などを一緒に決めていきました。

(彼の農園に珍しくなっているオレンジ色の品種)

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(ぼくたちのコーヒーを収穫したものが後ろに積んであります)

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     (リカルド君の家族が経営しているコーヒー精製場)

それからすぐに輸入の準備に取り掛かりましたが、なかなかうまくいかず、最近やっと現実味を帯びてきたところです。

コスタリカの輸出会社に連絡をとったり、日本国内の通関士に手あたり次第連絡してみたり、すべてが初めてのことで新鮮です。

およそ20キロ、それが4種類で計80キロ(こんな量を買うのすら初めて)
早ければ再来月にも到着予定です。いやあ、楽しみです。

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(コロナ禍、彼らもマスクで作業)


自分が大切にしていること

つらつらとコーヒーにのめりこんでいった様子を書きなぐってしまいましたが、ここ数年でいろんなことを経験してきた中で、
大切にしたいことが2つできました。


1.生産者の近くにいること

これは言うまでもなくコーヒー農園を訪れたことが大きいです。
物理的な近さというより、精神的な近さです。

作り手のことをしっかり伝えて、コーヒーをより多くの人と楽しむこと。
そして彼らも同じように、自分たち消費者に興味を持つようにコーヒーを育てられること。

コーヒーは遠い所から来ますが、その分のロマンがあると思います。

少し話は逸れますが、「実は生産者って身近にいるじゃないか」
と思って始めたのが、
シングルオリジンコーンポタージュ屋さん「とうもろこしのえんそく」
コーヒーと変わらない思いで取り組んでいます。

千葉県の農家さんと直接やり取りをして、お手伝いに行ったり、直接とうもろこしを仕入れたりして、都内でコーンポタージュを販売しています。

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(千葉の安西農園にて安西さんと。えんそくはチームでやっています)

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(時には興味をもってくれた人たちと一緒に畑に。生産者さんを囲んで濃い時間を過ごしています)

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(去年はじめて開催したコンポタ屋さん。コーヒーと違って子どもたちも楽しんでくれます

こうして、分野問わず、精神的に作り手の近くにいることでみんなの消費活動を少し面白くできるのではないかと感じています。

あとコンポタ屋さんは、新しい角度からまたコーヒーを見つめ直すいい機会になりました。


2.異質な空間をつくって普段しない新鮮な話をすること

出店をする時に、参考にしているのが銭湯などの非日常空間です。
玉奎珈琲のロゴを暖簾にしているのも銭湯が由来です

もちろん個人差はありますが、
銭湯は「一人でも誰かとでも、混んでてもリラックスできる場所で、みんな裸なのに、もしかしたら見知らぬ誰かとも話せる場所」
居心地の良い異質な空間。そんなお店になるよう日々実験です。

他にもコインランドリーとか地方の郵便局、サッカー観戦、登山、焚火なども近いです。そんな場所ではスマホをいじる人が少なく、みんな顔を上げていることが多いです。

なので、普段しないような話とか言葉が自然と出てくるようになります。
将来やりたいことの話、大切にしているモノの話、そして
「いやコーヒーもさ、、」と自分がその輪に入ることも。
お店を持てることはありがたく、特権だと思うので、
これからも新鮮な話をどんどん仕掛けていきたいです。

そして最近のブームは「朝集まって公園でコーヒーを囲むこと」
写真だけでも面白い話が聞こえてきそうです。
(やりたい人いつでも募集してます)

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長くなってしまいましたが、皆さんのおかげでこれまで多くのことを経験してきました。でもまだまだこれから。もっと面白くなりそうです。

コーヒーで凌ぎつつ、それで遊べたらなんて幸せだろうと思います。

以上、へんてこな自己紹介でした。ありがとうございました。

けいた


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