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「癒しの哲学」4つのエレメントと癒し ④水の癒し

9/26第四回目は「水の癒し」について。
人間の体も70パーセントは水でできていると言われているだけあって、親和性やなじみがあります。雨音を聞いているだけでも、海へいくだけでも、温泉に入るだけでも癒されます。
自分的には水が一番癒されるような気がしています。。(マイ10天体では水はゼロですが。。。)
そんなわけで、自分的には親しみのある水について今日も学んでまいります。


万物の根源は「水」である。哲学者タレス BC625~
タレスは哲学の創始者と呼ばれ、古代ギリシャの記録に残る最も古い哲学者でもあります。
タレスは、1世紀ほどあとに活躍したソクラテス(紀元前469年~399年)の影響を受けていない学者であるため、「ソクラテス以前の哲学者」と呼
ばれます。

〈参考図書〉
「ソクラテス以前の哲学者たち」京都大学学術出版会

「自然哲学者」と呼ばれ、その学問的な関心は、宇宙の始まりや、その要素におかれていました。世界は何でできているのか、と考えたタレスは「万物の根源は水である」と説きました。
また、タレスは数学者でもあり、半円に内接する角は直角である、という
「タレスの定理」を発見もしました。

☆タレスのエピソード
・真実と嘘は、どれほど隔たっているのかと尋ねられた時、タレスは、「目と耳の間ほど」と答えた。
・何が困難なことかと訊かれ、「自分自身を知ることだ」と答え、何が容易なことかと訊かれ、「他人に忠告することだ」と答えた。

ワタシ:タレスさんの後世で評価されたところは「万物の根源を水である」と考えたことにあるのでなく、「万物の根源とは何か」という問いを立てたことにあるそうです。さすが哲学者。


★水は、実に、不思議な物質
・水は冷やしていくと途中まではふつうの物質と同じように体積は小さくなっていきますが、約4℃で最も体積が小さくなりその後は逆に体積が大きくなっていきます。さらに0℃で水が氷になると1割近くも体積が大きくなるのです。水のこの性質により、同じ体積では氷のほうが軽くなるため、氷は水に浮くのです。

・過冷却の水(要ググる)⇒ひこうき雲がこれにあたる。

・謎の角度⇒一般に原子同士は、60度、90度といったような規則的な角度で結びついて分子を作りますが、水の分子をつくる2つの水素原子は酸素原子を真ん中に、相手に対しておよそ104.5度の角度で結びつきます。

・あたたまりにくく、さめにくいという性質⇒この特性により、地表の70%をおおっている大量の海の水が、夏はゆっくりあたたまり、冬に熱を放出しながら温度を下げていくので、夏冬の寒暖差を吸収し、私たちが住みやすい環境に保ってくれています。

・万物の溶解剤⇒水ほどいろいろな物質を溶かすはたらきをもった物質は自然界には他にはありません。海の水には、1リットルあたり約35グラムの物質が溶けており、元素の種類で言うと60種類以上になります。また水の性質は私たちの体の中でも重要な働きをしており、水の力なしに私たちは生きていけないのです。

・水和水⇒要ググる。

・水の記憶⇒アナ雪2でもでてきました。(water has memories)
2013年 第8回「水の物理学、化学、生物学会議」(要ググる)
会議の中心議題は「水の持つ記憶作用」。
氷の水、液体の水、蒸気の水に続く、第4番目の相である液晶水は、通常の水に比べてより高い秩序を持った水であると考えられています。
「第四の相」とは、固体の氷と液体の水の中間に位置する、いわゆる「構造化された水」、あるいは「液晶状態の水」と呼ばれるもの。液晶水は電気エネルギーを蓄えることができ、液晶水の層とその外側の層に電極を差し込むと電気が流れます。
水は、光のエネルギーを電気エネルギーに変換する働きを持っています。水が記憶媒体』であることを裏付ける証明となる学説として、『今世紀最大の科学的発見』ともいわれています。

ワタシ:水が記憶を持つというのは非常に興味深いです。もはや、人間と同じですね。。(というか人間も70パーセントは水ですからね…)

★水のエレメント
・流動性の象徴であり支えである。比較的重い元素で、自然な状態では、「土」を含み、「空気」によって含まれる。性質は冷・湿。
水の存在意義は、物質の形を扱いやすいものにすることであり、湿の性質によって柔らかく形を変えられるという二次性質を物質に与える。

・錬金術における水の記号は、子宮の典型的表示であり、火の記号と重なって、大宇宙を象徴する六芒星をなす。

ワタシ:水と火は、対照的であると同時に相補的であり、お互いに引き合い結合してものを生み出すんですって。

★占星術のおける「水」⇒水:蟹座・蠍座・魚座
水の性質は、一般的に感情的・感受性・愛情深い・共感・感動屋・感性・心のつながりといった言葉で表されます。

★水神(海神)
サラスヴァティー(ヒンドゥー教)水と豊穣の女神。
・セドナ(北米のエスキモー系先住民族(特にカナダのイヌイット)の神話に登場する海の女神。
・チャルチウィトリクエ(アステカ神話)
・イシュ・チェル(マヤ神話)洪水・虹・出産等を司る女神である。
・カナロア(ハワイ神話)四大神のひとり。
・アナーヒター(ペルシア神話)川や水を司る水神。
・アナヒット(アルメニア神話)豊饒と癒し、知恵と水の女神である。
・ネイト(エジプト)戦いと狩猟の女神。
・ティアマト(メソポタミア神話(シュメール、アッシリア、アッカド、バビロニア)における原初の海の女神。
・ネプトゥーヌス(ローマ神話)海の神。
・ポセイドン(ギリシア神話)海と地震を司る神。
・トリトン(ギリシア神話)海神。
・スサノオ(日本)海原を治めた。

・龍神信仰⇒龍神は龍王、龍宮の神、龍宮様とも呼ばれ、水を司る「水神」として日本各地で祀られる。
赤龍、白龍、黒龍、青龍、金龍。(要ググる。)

ワタシ:神様多い…。やはり龍になじみがありますね。

★水の精霊⇒水の精の総称は「ウンディーネ」です。ウンディーネは、水の魂そのものが精霊の形をとったものですが、他の水の精は親水性はあるものの、個別の性格、習癖、贈り物、物語、伝統を備えています。

ウンディーネ⇒四大精霊のうち、水を司る精霊。パラケルススによると、ウンディーネには本来魂がないが、人間の男性と結婚すると魂を得る。
・人魚⇒ヨーロッパの人魚は、上半身がヒトで下半身が魚類のことが多い。
・セイレーン⇒ギリシア神話に登場する海の怪物。海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難や難破に遭わせる。
・ローレライ⇒不実な恋人に絶望してライン川に身を投げた乙女であり、水の精となった彼女の声は漁師を誘惑し、破滅へと導くというものである。

水は感情に結びついており、水の精は水の元素に近いため、受け入れる心さえあれば、水の精は人間を助け、癒してくれるのです。

ワタシ:水の精は何か男の人を誘惑し破滅へ導く存在。女性の感情、執念、怨念ドロドロしたものが思い切り男性へぶつけられているような。。。ロマンティックな心も男性に教えているのでしょうか?

★水の精のサポートを得るために
水はものの姿を取りこみ、思いや環境の影響を受け、固有の精霊――永遠の美しさを持つ多くの多彩な水の精によって世話をし、守られています。
鉱石:アメジスト、アクアマリン、石英、蒻翠、ムーンストーン、サファイアなどの鉱石。水に洗われた貝殻や石などもいいでしょう。
ハーブ:ジャスミン、レモンバーム、ユーカリ、ミルラ、ローズ、バニラ

★水のセラピー
・タラソセラピー⇒フランス発祥の、海洋気候で行われている自然療法。
・温泉療法

ワタシ:タラソテラピーは海水や海泥、海藻などのほか、さまざまな海の資源を用いて健康維持や身体の不調の改善をはかるものだそう。なんだかとっても体が癒されそう。温泉はいうまでもなく、癒されますね!


以上気になる部分をピックアップしてみました。


【まとめ】

ということでワタシにとっての「水の癒し」とは?

⇒10天体中一つも水の要素がないワタシにとっては、水という物質で欠けている(というべきか?)部分を補っているような気がしてなりません。
水は感情と切っても切り離せないモノで、感情を露わにしたり、感情を揺すられるのが非常に苦手なワタシにとっては、本来表に出したい感情を抑えているときが多分あり、そんなワタシを癒してくれるのが「水」なんだと思います。本当に温泉好きですし、20代の頃は伊勢のタラソによく行きましたし、海でぼーっとするのも好き、イルカも好き、そういえば「雨女」でしたし、一白水星でした!
…と、意外と水と関わりが深いことを再認識でき、水とはこれからも仲良くしていきたいと思う所存でございます。

▽おすすめ本

やはりこれ!「水は答えを知っている」江本勝著


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