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石橋 英子at Blue NoteMotion Picture “Drive My Car " Original Soundtrack

今日は 各国の映画賞で多くの賞を獲得した映画の“ドライブ・マイ・カー” の音楽を担当した石橋 英子の“凱旋”ライブ。

この映画を観ていた時、インプロビゼーションからアーバン・ポップまで、様々なジャンルで注目のアーティストと共演し、海外の方が知られている彼女の名前を見つけ、そして映画のムードや出演者の心象風景を描く事に貢献した素晴らしい音楽に興奮したものです。

今日は彼女が様々なジャンルで共演する長年のコラボレーター ジム・オルークの参加し、ジャズのバックグランドのあるミュージシャン達の端正な音像と抑制の効いたロマンテイシズムはトータスなどシカゴ音響派との共振を感じる演奏で、山本達久のドラムとジム・オルークのギターが素晴らしかったです。

彼女は元々ドラマー(紅白では星野源のバックで出演)ですが、今日はグランドピアノの前に座り、時折立ち上がり歌とフルートを聴かせてくれますが、アーティストというより、上場企業の女性取締役と言った風貌と瞬間的に顔を覗かせる鋭角性は、ニューウエーブの時代の切れ味のあるアーティストを彷彿とさせてくれました。

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