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2020年5月の記事一覧

Robert Frippの「Heroes」

「Heroes」といえば、ベルリンの壁にほど近いハンザ・スタジオで録音されたDavid Bowieの作品の中でも有名曲であり、ベルリンの壁崩壊の前年の西ベルリンでのコンサートでは、スピーカーが東側に向けられ、大多数の若者が集まり、翌年の崩壊の引き金になったというエピソードは先日NHKでもの再放送され、記憶に新しいところです。 ライブ・エイド、フレディー・マーキュリーの追悼コンサートそして9.11.時に殉職した消防員の追悼コンサートでも歌われたり とBowieを代表する曲では

The Nomi Song / Klaus Nomi

日本でも、スネークマンショーのアルバムに収録され、パルコや石橋楽器のCMに起用され、80年代前半には 日本でも結構有名人となってしまったクラウス・ノミ。 その後83年にエイズであっけなくなくなってしまうわけですが、そんな彼がドイツからニューヨークに出てきた70年代後半は、パンク、ニューウエーブの流れが盛り上がり、人種の坩堝でもあるNYでは、世界から集まった”表現者“のため”舞台“が用意され、イギリスとは違ったダイバーシテイのなんでもありの状況だったようです。 この映画では

Carlos Alomar- The rhythm guitar of David Bowie’s Philadelphia and Berlin era

 David Bowie がフィラデルフィアソウルの総本山シグマ・サウンド・スタジオ“プラスティック・ソウル”でアメリカを制覇した時代 そして、パンク、ニューウエーブの勃興を横目に見ながら、Enoそしてジャーマンロックにアイディアを求め、ベルリンに移り澄んだ時代。 ドラムのDennis DavisとベースのGeorge Marryと共にCarlos AlomarのリズムギターがBowieのサウンドを支えたことは有名ですが、「Fame」や「Golden Years」のサウンド

「My Generation マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!」

Swinging London といわれ 世界の席巻した60s ロンドンの音楽・ファション・アートをその時代から活躍するベリー・ブリティッシュな俳優マイケル・ケイン(Get Carter、Alfie)のナビゲーションにより、1.Something In The Air 2.I Feel Fine 3. All was not as it seemed という流れで、ビビットに描かれた映画。”ローカルな”The Kinksの「Dead End Street」や「Waterloo