②玉置神社と高野山。
今回は本題、玉置神社のお話。
この日のために調べておいた美味しいお蕎麦で知られる蕎麦甘味処・風庵。
少し早めのお昼ごはんをこちらで済ませます。
食欲はあるけれど喉が詰まるかもしれないので、注意しながら1時間ほどかけてゆっくりいただきました。
美味!ずずっと、ササっといきたかった!
蕎麦はササっと食べる物。
会話を楽しみながら、ゆるりと待ってくれるSaoriに感謝です🙏
お昼すぎに玉置神社へ到着しました。
早速お山へ参拝。
薬の副作用で関節の痛みが酷く、体力の衰えも心配でしたが、今日ここに来れた感謝を胸に、ゆっくりと山頂まで登ることができました。
いくら山中といえど、境内に着く頃には結構な蒸し暑さとなります。
6月30日といえば、夏越の大祓。
立派な茅の輪が用意されていました。
せっかくなので儀式に参加したかったれど、この暑さの中待つのも何なので帰ろうとすると、神社の方にどうぞと手招きいただいたので、結果参加する運びとなりました。
順番がどうだったかは忘れてしまいましたが、
手渡された形代(かたしろ・人型の白紙)で、身体を上から下へとなぞり、
次に神主さん、氏子さんたちに倣い、ぞろぞろと列をなして、大祓詞(おおはらえことば)を唱えながら茅の輪を三度八の字にくぐります。
最後に神主さんが、無病息災を願い、祝詞をあげてくれました。
途中、「あぁ、炎天下じゃ暑くてもう、耐えられないかも。。。」と思うと、良い感じに空に雲がかかってくれ、曇り空の中祝詞が始まると晴れ渡り、帰る前には雷が轟き、浄化の雨が降る。まさに神の采配かと思われるような絶妙な天候の変化もありました。
初めての経験だったので見様見真似。何が何やらの状態でしたが、
こんな状態で車を長時間運転して、1泊の旅行なんてできるの!?という中、無事夏越の大祓を迎えられたことで、一時はこの命の終わりを感じるほど悪くなっていた身体も、なんとか回復の方向へ向かっている兆しが感じられ、また背中を押していただいたようなありがたさで胸がいっぱいになりました。
夕方には十津川村にある地産地消、自然派のお宿にチェックイン。
友人に紹介していただきました。
温泉はもちろん源泉かけ流し、ナトリウム炭酸水素塩泉・塩化物泉です。
朝風呂では、空に燕が飛び交う様子を眺めながらいいお湯をいただきました。
朝夕食付きですが、残念!
食べ始めに喉が閉まってしまい、大騒動。
喉が詰まるというか、閉まってしまうんです。
クローズなので、唾も何も飲み込めません。
立ち上がることもできません。
幸い個室での食事だったのでSaoriが2階にある部屋まで走って、ティッシュと袋を取りに行ってくれ、事なきを得ました。
食事中の不快なアクシデントにも嫌な顔ひとつせず、
楽しめるものは楽しみ(ここ重要!)、
サポートが必要な時には、全力でヘルプしてくれた我がニコイチパートナーには、本当に感謝してもしきれません。
朝は早く起きて一風呂浴び、コーヒーを淹れて調べておいた滝三昧。
誰もいない自然の中で、美しい滝を眺めながらのコーヒー、友との会話。
なんて贅沢な時間だろう。
朝食の時間に宿へ戻り、昨晩のトラウマもあるのでヨーグルトを舐めるぐらいに留めておきました。
さて、帰りはどうしよう。
朝の玉置神社に参拝するか。。。。
いや、高野山を通って帰ろう!
この時汲んでおいた水がのちほど我が身を救うとは。。。
高野山でお祓い!?⇩
それから2カ月後の8月末。
やっと首の腫れも治まったので髪を切り、体力にも心にも余裕が出始めた頃。
オーストラリアで大の仲良しだった3人組(東京、兵庫、奈良在住)で、
再び玉置神社を訪れることとなったのです。
大神神社→マルシェで奈良の地ビールを楽しみ→天川村で川遊びをし、十津川村へ→玉置神社→谷瀬の吊り橋(2泊3日)
そして、今回泊まったお宿の部屋名はなんと「玉置山」。
3人ではもったいないほどの、雄大な川を眺めるバルコニー付きの広いお部屋でした。
日の出前に宿を抜け出し、玉置神社を参拝しました。
朝日が登り、山が目覚めだします。
温かい陽の光に包まれ、思うこと。
ちょうどSaoriが書いてくれていました。
あれからもうすぐ2年が経とうとしています。
もう一波乱あり、一ヶ月ほど入院しましたが、無事に大学病院で宣告された余命を越え、癌はレントゲンから姿を消しました。
様々な存在から助けられ、支えられ、自分と向き合い続け、苦い思いもいっぱいして、たくさんの喜び、奇跡も体験し、私は今も生きています!
今、生きることが苦しい人へ。
どうか自分を諦めないでください。
最後の砦は自分自身です。
諦めなければ、身体が応えてくれる瞬間があります。
逆に自身が諦めてしまば、どんなに恵まれたサポートがあっても回復への道は難しいものになってしまいます。
私自身、嫌というほど経験しました。
心が苦しい時には、心の声を聞き、
身体が苦しい時には、身体の声を聞く。
回復への道は、まずは諦めてしまっていた自分に気づくところから始まるかもしれません。
聞いてあげれば、楽になります。
理解すると、楽になります。
少し楽になれば、少し前へ進むことができます。
諦めずに、繰り返す。
一人で頑張ってきた人は、一人で頑張らなくていい。
ヘルプが必要な自分、ヘルプを受ける価値があるということに気づいてあげることも大切です。
愛をこめて
たまひろ
おまけ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?