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①玉置神社と高野山。

玉置神社と高野山という2大パワーワードで始まりました。

2022年6月。私は再発したステージIVの乳がんの影響で、首と顔の境目がわからなくなるほど、喉が大きく腫れて唾も飲み込めないほどになっていました。

一年間悩んだ末に始めたホルモン注射の治療開始から約3週間。
続けていた内観、五行自然治癒療法、鍼やヒーラーさんのおかげで、少しずつ食べ物が食べれるようになってきたところで、玉置神社のお神酒で一度奇跡的に水が喉を通ったこともあり、お礼も兼ねて1泊2日で参拝に行こうということになりました。
Saoriと行ったのは意外にも初めてでした。

はじめて行った時、「本当の入り口はあっちだ!」と、鳥居からではなく山から入れと教えられ、(猿田彦神のようなおじさまに🙏)
今回も山から?裏から?出口から?
本当の入り口から入らせていただいた。
たまひろと来たのは意外にも初めてだった。もう山に入った瞬間清らかでクリアなエネルギーを感じる。とにかく気持ちがいい。
そしてとっても落ち着いている。


まずは高野山での一波乱のお話。

2日目、玉置神社からの帰り。
弘法大師空海さんにご挨拶へ、高野山に行きました。
駐車場に車を停めて、軽い足取りでスタートしたお参り。
奥から吹いてくる爽やかな風は、まるで空海さんが「いらっしゃい」と歓迎してくれているかのようでした。

奥の院の広大な敷地には杉林があり、一の橋から奥の院に向う2kmほどの道に樹齢200~800年ほどの自然のままの杉が並んでいます。 
杉の間を縫うかのように、点在する苔むした墓石。中には崩れ落ち、朽ち果てそうなものもあります。

この山で眠る人たちに敬意を払いながらも、
ジブリのような世界に目を奪われ、山の深さを感じながら、奥へ奥へと歩みを進めます。

弘法大師御廟の裏側で感じたエネルギーは、どこかそこだけ異空間。
それまでは深い陰の気が強かったけれど、宇宙的な陽のエネルギーで、そこだけ周りからの影響を受けない、守られた場所のように感じました。

参拝を済ませ、なるべく人を避けて森の中を通りながら帰っていると、
「良かったな!木すごかったな!」と口から発せられる感想とは裏腹に、
なんとなく頭痛と肩のあたりが重くなってきました。

そんな身体の反応を勘違いだと払拭させるべく、明るい話題を持ち出すものの、もう否定できない。
なんとか入り口まで歩みを急ぎ、倒れ込むようにベンチに座らせてもらいました。

塩と酒を混ぜたものを持ち歩いていたので、Saoriにそれを肩や首の根元に塗ってもらい、同時に五行自然治癒療法で応急処置をしてもらうと、たちまち重さが取れて楽になり、急ぎ足で駐車場へと戻りました。

車中には、玉置神社付近で汲んでおいた山水があったので、仕上げに首と手首にぶっかける。私に触れたSaoriも手を洗う。
すると残っていた最後の邪気がスーっと抜けていくように、身体全体が一段と軽くなりました。

やっぱりあの山水はご神水。山の神様に、Saoriに、お塩に、空海さんに、助けていただきました。

私は、人の気(邪念など)が多い場所へ行くと気持ちが悪くなったりすることが多いのですが、どうもそれを気のせいだと否定するところがあります。
思い込みに違いない、といつも自分に疑いの目を向けます。

実は、高野山一の橋を越え、山に入った時点で、既に少し違和感を感じていましたが、「杉が綺麗だね」とポジティブに自分をごまかし奥の院まで行ったのです。

救いを求め参拝する人、肉体を持たず魂となった霊。
悲しみ、欲、様々な思いがうごめく場所です。

今回の一件で、”私は受け取りやすい性質だ。”ということを認めざるおえなくなりました。

認めれば、気をつけられる。
認めれば、身を守る術を得られる。


認めずに抵抗したせいで、もろにダメージを喰らってしまい、後始末をSaoriにお願いする羽目になりました。

今回は、幸運なことに助けが入りましたが、いつもそうとは限りません。
自分の性質を知っておくことは、とても大切なことなのです。

お口直しに、オススメごま豆腐屋さんを紹介します。
小さなスペースですが、店内でごま豆腐を味わうことができます。
沖縄のジーマーミ豆腐のように白くて滑らかな、お上品なごま豆腐なので、
少し苦手意識のある方でも、美味しくいただけます。

他にも、高野山胡麻豆腐を食べましたが、こちらの胡麻豆腐が私のお気に入りです。

次回、玉置神社へつづく。







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