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フランス人に教わる日本の心・愛の精神

去年のクリスマスに書いたこの記事に登場した、友人。



ここでは彼女がクリスマスに見知らぬ老人を家に招いた話しを紹介しましたが、相手の身なりや肩書き、年齢に関係なく、枠に囚われることなく、いつも彼女は人と交流をしていました。

彼女を一言であらわすならば、genuine。本物、偽りがない。

そしてそんな尊敬する彼女から、人間だけでなく、生き物と会話をしたり大切にする心を私は数年かけて自然に教わっていました。

部屋を借りた当日、部屋の天井の四隅に蜘蛛を見つけた私は、駆除しようと掃除機を借りました。
掃除機で何するの?と聞かれたので、説明すると。
「吸ってもいいけど、取り出して逃がしてあげてね。」とのこと。
頭は?????でいっぱいだった。
よく聞くと、どうやらその蜘蛛は人間に害のない蜘蛛で、部屋にいることで害虫を食べてくれるらしい。
大きな蜘蛛が部屋の四隅にいるのはイヤだったけど、掃除機のごみ袋から蜘蛛を取り出す作業の方がイヤだったので、その場はやりすごすことにした。
するとあら不思議。慣れてくる。
蜘蛛の役割を聞くと、そうだったんだ!と納得できる自分もいる。
しばらくすると、その蜘蛛がいてくれることに感謝が生まれてくる。


ある朝、私が部屋でくつろいでいると大声で呼ばれました。
何ごとか!と慌てて飛び出して、かけつける。

「ここ見て!この筒状になった葉っぱの中!Mr.frogが2、3日前から住んでるの。」

え?そんなことで呼ぶ?
でも、そう言われて見てみると不思議なもんで、とても愛らしく見えてくる。
そうだな、カエルも安心できるお家が必要。
いい家が見つかって良かった!

別の日も、呼ばれたので行ってみると、花に集まるみつばちを愛しそうに見て、働きについて説明してくれる。
蜂って怖いと思ってたけど、近くで見るとふわふわしててとっても可愛い。
そして大事なお役目を担っていることを知ると応援したくなる。

蜘蛛を傷つけないでキャッチして、リリースできる道具を初めてみたのもこの家だった。
キャッチすれば、どんな蜘蛛かじっくりと見たり学んだりもできる。
道具の仕組みがわかれば、蜘蛛が手のひらサイズあった時もタッパーで代用できた。
毒蜘蛛や蛇が多いオーストラリア。キャッチ&リリースした中にはもちろん毒蜘蛛もたくさんいた。
隣人たちが毒蜘蛛に噛まれたと被害話をしている中、窓やドアを始終開けっぱなしにしている我が屋の誰一人として被害に合わなかったのは、日頃から動物や生き物を大切にしていたからに違いないと私は思う。

とにかく生き物を見つけるのが得意で、ビーチを散歩していると遠くにいるカニ🦀や、エイ、イルカ🐬、魚を指さして教えてくれる。
ブッシュに生えている花の名前や、綺麗だけど外来種でオーストラリアの土地には害となる植物を教えてくれる。
綺麗だからいいじゃん、じゃないんだ。
在来種を守る大切さを教えてもらった。


数年一緒に暮らしていると、自然と愛しいと思える動植物が増えました。
どうしてもフワフワしたものは可愛く、他の物は苦手だけれど、それでも見つけたら駆除という思考回路は崩れ、いかに逃がすかに変わりました。

本当に不思議なもので、こちらの意思がある程度伝わるようになるんです!
害虫も、意思を伝えて窓を開けると出て行ってくれる確率はとても高い。
嘘のようですが、本当なんです。

私はこの方法とキャッチ&リリースでここ十数年、防虫対策はしていますが、即効性のある殺虫剤無しで生活できています。


私は元々動物や植物、生き物が好きな人間ですが、彼女と出会うまで私のいう『好き』はもっと子供っぽくて自分本位なものだったんだなと、つくづく思います。

自分を取り巻く環境、生活の一部として『愛する。大切にする。』という感覚を教わりました。

この記事をかくきっかけとなったのは、こちらの動画。
虫の鳴き声に哀愁を感じたり、意思疎通できた。
争わずに、傷つけ合わずに生きる術を知っていた。
日本人が古くから持っている感覚、感性。
そんな大切なものを私はフランス人の彼女に思い出させてもらっていたこと、経験したことや学びとなったことを色々と思い出すきっかけとなり、また自分の中で色んなことが繋がりました。
怪しいことなんて一つもない。
言葉、宗教、愛、大いなる真実は一つ。

旧皇族の華頂さんが語る真実。人類は繋がっている。

天皇陛下が日本の龍神信仰や、世界の繋がりについてスピーチされています。ここでの人種に関係なく、人類の繋がりについても。

龍巡りでも登場した長老。日本とニュージーランドは龍族であり兄弟?
龍乃蔵にある白龍さんの前にはこの長老が不思議なご縁で、画家さんと繋がり、持ってきた石が祀られていました。


よく言霊と言われますが、日本語の響き、音にはソースのエネルギー、根源の力があると言われています。
今まで「ふ~ん、そうなんだ~」と横目に見ているぐらいでしたが、これらの動画を見て、そうなんだな。となんか納得できました。
そして今回この記事を書くにあたってひとつ思いだすことがあります。

色んな国の人が参加するタスマニア周遊バスツアーでの出来事。
「何を言っているかわからないけれど、君たちの言葉はとても響きがいい。英語や中国語にはない、優しさ、温かみを感じるよ。」
そんなことを、どこかの国の誰かに言われたことを思い出しました。

自然と繋がり、心から感謝する気持ちがあれば、願いが続々と叶い、奇跡が起こる!そんな経験をしたタスマニア。是非読んでみてください。

たまひろ

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