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第5チャクラ〜真実の表現と真のコミュニケーション〜

第5チャクラ/スロートチャクラ/ヴィシュダチャクラ
課題:自己表現、真実を語る、コミュニケーション
位置:喉(首のつけね)
色:青、アクア色
元素:空(エーテル)
身体とのつながり:喉、甲状腺、気管、首の骨、口、歯と歯茎、食道、視床下部
精神面のつながり:意志・選択の力、自己表現、創造力、知識、決断力
 
 第5チャクラはスロート「喉」にあるチャクラで、自己表現とコミュニケーションを司ります。サンスクリット語では「浄化、清浄なる輪」を意味するヴィシュッダチャクラと呼ばれます。第1~4までのエネルギーと第6&7で受け取った神聖なエネルギーを持ったインスピレーションを処理して、何を表に出すのかを担うのがこのチャクラ。思考と感情のバランスが取れた表現を選択し、目的をもって真実を語ることによって、自分自身を創造的に効果的に表現することが可能になるだけでなく、他者との相互理解も深められます。
 
バランスがとれた状態:
コミュニケーション力が高く、自分を上手く表現できます。自己表現には音楽、芸術など創造性を使っての表現も含まれます。魂の真実を発信することで言葉に力が宿り、その影響力を上手く使えます。自分の真実をよく理解しているので、迷いが少なくなり、判断力があります。
 
滞っている状態:
自分の思っていることを上手く相手に伝えることができません。また自分の意見を聞き入れてもらえないという思いから、話す意志を持てないことや、他人にコントロールされやすくなる傾向があります。このチャクラの不調は、喉の不調や難聴などの症状として表れます。
 
過剰な状態:
口数が多く、嘘をついたり、噂話など意味のないことを話すので、人から信頼されません。また傲慢で偏った考え方で意見を通そうとしたり、人を傷つけたりします。
「私は正しい」と思いすぎるあまり物事を客観的に見ることができず、間違った正義を振りかざしてしまう。真実とはかけ離れた大義を掲げ、人をコントロールしようとすることがある。
 



 第5チャクラは私たちの魂から湧き上がる情熱や真実、本当の感情を思いのままに表現するという役割を持ち、表現することが鍵となって新たに開かれる世界への扉となります。そこで言葉は昔から〈言霊(ことだま)〉とよく言われるほど大切な鍵となります。自分がどんな人間で、何を大切に思っているのか、人生においてどんな選択をして、これから何をするつもりなのか、〈意志〉のエネルギーをのせて自分の外側の世界に宣言する、発信する、またそれを自分の耳で聞くことで自分に返ってくる。〈言霊〉には不思議な力が宿ります。自分自身も周りも感動させ、動かす力があるのです。
 
どんな動機かにもよりますが、心とは裏腹なこと、本当は思っていないことを言ったりするのは、第5チャクラの視点で見ると、自分の本当の感情を抑えて、自分に嘘をついていることになります。自分に嘘をつき続けていると本当の感情がわからなくなり、人とコミュニケーションを取ることが難しいと感じるようになります。かといって本心をそのまま相手にぶつけてしまうのは、過剰になっていまいます。言葉が自分にも相手にも与える力をよく理解した上で、自分の本心と調和の取れた適切な表現方法を選び、コミュニケーションを取ることがこのチャクラの成長を促す選択です。
 
自分の真実を表現することは、真実を生きることに繋がり、〈意志〉のエネルギーはその燃料となります。燃料となる〈意志〉のエネルギーに注意を払い、絶やさないために、魂の声に耳を傾けることが必要です。魂の声を採用するためには、思考と感情が落ち着いたバランスのとれた状態づくりが必要です。思考のみだと感情を抑制してしまい、逆に感情のみだと浅はかな行動を取ってしまう場合があります。人は元来どちらかに偏りやすいもので、内観などでも無意識に思考か感情どちらかに傾いてしまいがちです。自分はどちらに傾きやすいのかを理解しておくことも、魂の声を聞く助けとなります。
 
 
人や自分を偏ったものの見方で判断することは、自分も含め、真実に生きようとする魂の成長を阻みます。また誤った判断に対して、素直に認めずに自己弁護して言い逃れようとすることは、第五チャクラの課題「真実を語る」に反して、自分を守るために嘘を重ねることになるので、エネルギーバランスが崩れます。修復するには、誤りを正直に認めて撤回するしかありませんが、自分の過った思いや発言を認めて正すことは、初めのうちは勇気がいることです。悔しさや屈辱的に感じられることもあるかもしれません。ですが、終わってみると肩の荷を降ろすような解放感をもたらしてくれ、お互いの癒しのために欠かせない作業となります。素直になることが難しい時には、紙に書き出してみたり、信頼できる第3者に話してみましょう。アウトプットすることで自分の頭と心が整理されたり、本心に近づけることがあります。
カルマの消化、真の癒しには自分に正直になることが求められ、正直になれない、許せないといったことは癒しのプロセスにおいて大きな障害となります。
 

「第5チャクラが持つ聖なる教え(真実) “大いなる導きを受けいれる”」
 第5チャクラは、選択とその結果からもたらされるカルマ(業)に関係します。私たちの思いやあらゆる選択は、私たち自身だけでなく、ほかの人間、そして社会や環境にも影響を与えます。そしてそれは目に見える結果だけでなく、エネルギー的な面にまで影響を与え、私たちの世界を創造しています。あらゆる思考や信念、そして行動に力が宿り影響し合っていることが理解できてくると、自分にも他人にも嘘をつかず、より真実を生きる大切さがわかります。そうして生きていると、導きに耳を澄ませて自我や常識を超えた選択すること、そしてその繰り返しの中で委ねることが自然な行為となっていきます。
 導きのサインを受け取っているのに、わからないふりをしたりして保留にすることがあります。そういう時は、自分が何を恐れているのかと向き合ってみましょう。恐れは自分で求めた導きを自分に都合の良いように方向づけることがあります。すると、意識的に変化を求めながらも動けないというサイクルを繰り返すことになります。
大いなる存在の導きを信じ、真理を理解して意志を持って行動すれば、大いなる意志の力が加わり、ベストな結果がもたらされます。
(*大いなる存在に関してはここでは限定しません。神、仏、宇宙、ハイヤーセルフなど自由にあてはめてください。)
 


 
☆自己探求のためのチェックリスト☆

  • 自分を素直に表現できますか。できない場合はなぜですか。

  • 自分の感情を抑えるのはどんな時ですか。 

  • 自分の意志の力を奪うものはどんなものですか。 

  • 相手に合わせて思ってもいないことを言うことはありますか。

  • 自信を持って自分の意見を発言できていますか。 

  • 自分の在り方や、生き方を表現(宣言)することに抵抗がありますか。  

  • 自分の意見を通そうとして真実をゆがめることはありますか。 

  • 間違いを認めて謝ることができますか?

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