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卵物語1巻限定記事*タマゴワールドへようこそ

卵物語第1巻ご購入誠にありがとうございます。購入者特典第一弾として今からあなたをタマゴワールドにご招待致します。

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タマゴワールドは宇宙のどこを探しても見つからない特別でファンタジー溢れる遊園地でございます。

はーい、僕たまごまるだよ🐣

ご案内は僕にお任せくださいませ。

当遊園地はあなたの選択により、乗るアトラクションが決まる、ドキドキワクワクな仕組みを採用しております。

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それでは早速好きな数字を選んでください。

選ぶ数字は①②③④です。

後戻りはできませんので慎重にお選びください。

選び終わったら目次の数字の所から選んだ数字の所に飛んでください。

さあどんなアトラクションが待ってるかな。

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ジェットコースター🎢

1を選んだあなた、おめでとうございます。あなたが乗るアトラクションは遊園地の花形ジェットコースターです。え?ジェットコースター苦手?安心してください。当遊園地のコースターはみんな怖がりますから。

それではこちらにどうぞ。

はい、こちらです。そうです、ロケットに乗って月まで行って帰ってくるスペースジェットコースターとなっております。安全かって?大丈夫大丈夫。10回に9回は成功しますから。

シートベルトと宇宙服の着用は完璧ですね?それでは行きますよ。

3・2・1 GO!!🚀

有無を言わせずロケットに乗らされ宇宙に飛び出してきた。ふと横を見ると案内人のたまごまるは白身、いや白目を向いて気絶している。そういえばこうやって地球を見るのは始めてだ。そこには普段輝いている月が、どんよりと佇み、反対に地球が青々と輝いていた。

宇宙であなたはこう思った。

(※あなたが思ったことをこの欄に入れてつぶやいてみてね)

さああっという間の宇宙への旅も終わりだ。

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パレード会場の広場へ向かおう。※②③④は飛ばしてパレードの所から読んでね。



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観覧車🎡

2を選んだあなた、おめでとうございます。あなたが乗るアトラクションは遊園地の恋のキューピットこと観覧車です。

あなたが行きたいと思うところを目を閉じ念じながらお乗りください。

たまごまる「はい、目を開けてください」

目の前には念じた東京の夜景が広がっていた。しかも何この観覧車。乗った時は普通の大きさだったのに、今や東京タワーを見下ろす程の大きさになっているではないか。まさか東京タワーを上から見る日がくるとは思わなかった。東京の夜景も星空のように綺麗だ。

そんな絶景を見ながらあなたはこう思った。

(※あなたが思ったことをこの欄に入れてつぶやいてみてね)

夢見心地な気分でいるとあっという間に一周した。

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パレード会場の広場へ向かおう。※③④は飛ばしてパレードの所から読んでね。



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メリーゴーランド🎠

3を選んだあなた、おめでとうございます。あなたが乗るアトラクションは夢の国の中の夢の国、そうメリーゴーランドでございます。

このメリーゴーランドではあなたが乗りたい物になんだって乗ることができます。それが仮にドラゴンや鳳凰のように空想の生き物であってもです。ん?あなたはケンタウロスに乗りたいって?少々変わったお方ですね。それではこちらにどうぞ。

連れて行かれた先には想像した通りのケンタウロスがいた。私は彼に乗った。彼は音楽に合わせて早くもなく遅くもない速度で歩み続ける。心地よい振動が伝わってきてまるで夢の中にいるような感覚だ。ふと斜め後ろから人影が現れた。白馬に乗った王子様かと思ったら、ユニコーンに乗った玉子様だった。

彼とこのまま永遠の恋に落ちるもよし、釜茹でにしてゆで卵にして食べるもよし。

(※あなたならどうするかをこの欄に入れてつぶやいてみてね)

そんな変な夢を見ていたらアトラクションは終わっていた。

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パレード会場の広場へ向かおう。※④は飛ばしてパレードの所から読んでね。




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???

4を選んだあなた、なんとなく察しはついていたはずですよ。ドン!!

Game Over💀

、、、いつまでも倒れてないで、早く起きてください。

そう、ここは死と生の狭間、おばけの世界です。今からあなたにはおばけ側として、お客様達を驚かし回っていただきます。え、そんなことしたくない?拒否権はございません。100回お客様を驚かすまで、今預かっているあなたの魂をお返しすることはできません。悠長にしている時間もございません。パレードのファンファーレが鳴る前に完遂しなければ、あなたは死の世界に堕ちてしまいます。

私はぞっとした。見透かされていたからだ。最近死にたいと思っていた私は死を連想させる④を選んだのだ。そしてこんな最悪なエリアに飛ばされた。でも本当は死にたくない。

(※あなたはどんなおばけになっているか妄想してみてね)

そこからあなたは必死になって屋敷に来る来客を驚かせまくった。驚かしていると奇妙な光景を何度も目撃した。来客は確かに驚いているはずなのに、その後笑うのだ。訪問してきた時はぎこちなかったカップルが退出時には笑って仲睦まじくなっているのだ。なんだこの感覚は。誰かの役に立つって、人を笑顔にするってこんな感覚か。私はその時初めて"生"を感じた。

たまごまる「これでもう大丈夫ですね、あなたはこれから死ぬためではなく、生きるために歩んでいけますね」

気づけば、時間にかなり余裕を持って課題をクリアし、魂が戻り、元の世界にいた。

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さあパレード会場の広場へ向かおう。


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🎪パレード会場🎪

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日が暮れ始め夜が訪れようとしている。各々のアトラクションを堪能した人々が一堂にパレード会場に集まってきた。

しかし一向にパレードは始まらない。待ちくたびれて少しイライラしてきた。そんな時場内のアナウンスから一言発せられた。

「今隣にいる人と手を繋いでください」

私たちは言われるがまま手を繋いだ。すると相手の手を通じて沢山の思い出が流れこんできた。

宇宙の景色、東京タワー、不思議な生き物、そしてこれはおばけ?

同じ場所に居ても経験してきた事は違うんだ。だけどこうして今私たちは同じ場所に立っている。

皆の気持ちが高まった瞬間、夜空に数えきれない程の流れ星が流れ出した。



たまごまる「今日はこうしてタマゴワールドにお越しいただきありがとうございました。家に着くまでが遊園地です。皆さんお気をつけてお帰りください」

帰り道、空を見上げると、さっきまで流れていた星達が集まり、星のオーロラが夜空に輝いていた。

終わり

卵物語第1巻購入者様へのスタンプ配布はこちらです。

今回のスタンプは 🤡 です。

持ってるだけで楽しめる企画を考えていますので、大切にお待ち帰りください。







ここまで読んでいただきありがとうございます。