レモンサワーという安心感
ぼくはレモンサワーが好きだ。居酒屋などで飲みの席があると必ずと言っていいほど頼む。ビール、ハイボール、レモンサワー。どこのお店でもまずあるであろう、この3つをローテーションするのだ。
正確に言うとローテーションではない。先発がビール。その役割と言える6回くらいまで投げきって欲しいのだが、いつも2回くらいでノックアウトされハイボールが中継ぎ登板。そして、試合終盤の逆転があり、クローザーでレモンサワーが出てくる。そんなイメージだ。
野球がわからない人むけに書くとビール、ハイボール、レモンサワーの順番で飲むということです、はい。何でも野球に例える悪いクセがでてしまった。このクセは嫌われるとよく言われているが、自分でもわかっている。やめられないけれども。
さて、この定番ともいえる3つのドリンクを頼むのにはわけがある。ひとつは飲みやすいと言うこと。あくまでぼくにとってだが。一般的なお酒と言うこともありクセのある『なにか』はない。そして、悪酔いもしない。これは大きい。
ふたつめはどこに行ってもまずあるであろう安心感だ。知らないお店にふらっと入ったとき、飲みたいお酒がないということほど悲しいことはない。野球で例えることもできるのだが、ここではやめておこう。聞きたい人は個別に聞いてほしい。(こう書いても質問が来ないのは知っている。だからもう怖いものなどない)どこにでもある安心感というものは、思いのほか大きい。
他のお酒を飲むことももちろんある。だけれども、安定してこの3種を飲むのにはこのような理由があるのだ。こういった安心感は日常のあちこちで知らず知らずのうちに感じている。どこにでもある、だから買う。刷り込みともいうのだろうか。マーケティングであったりむつかしいことはわからないけれども、どこにでも安心感から購買に繋がる事例はあるのではないだろうか。
こんなことをレモンサワーを飲みながら書いている。
こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。