シャワーが好き

シャワーを浴びる回数が増えた。

どこかで読んだことばに「消したい過去、忘れたいできごと」が多ければ多いほど入りたくなるとあった。

ぼくは(自慢でもなんでもなく)太っている体型ではない。かといって痩せているかと言われると、そうでもない。まぁ普通である。特徴らしい特徴といえば多少、背が高いくらいだろう。

背が高いと言っても2メートルあるわけではない。とりたてて目立つわけでもない180センチを少し超えるくらいだ。

30年前ならば高身長でもてはやされたかもしれないけれども、平成、そして令和の時代に180センチはたいして珍しくもない。街を歩けばすれ違うし、スタジアムではあたりまえのように見かけている。

いたって平凡なぼくの体型なのだけれども、汗を掻くのである。なぜなら暑いから。

もともがシャワー体質であるぼく。1日に3回はシャワーないしはお風呂に入る。朝、夜、深夜の3回である。それに加え、出かける前、そして後が加わったのだ。試合がある日は帰宅が遅いこともあり、出かけた後と夜が一緒になるかもしれない。

とはいえ、3回から4回は浴びることになるだろう。
暑いとは言え、明らかに多い。アンケートをとってもここまで多い人は5%もいないのではないだろうか。

いくら好きなチームが連敗中だとはいえ、洗い流したい気持ちがそんなにあるのだろうか。忘れたいできごとがそんなにあるのだろうか。ないとは言えないけど、とくだん多いわけではないだろう。

それはそうか。

「消したい過去、忘れたいできごと」が多ければ多いほど入りたくなるらしい。

というのは、ぼくが今思いついたでたらめなのだから。

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。