まわりの人を疲弊させない

 昨日、納豆カレーを提供しているCoCo壱の前を通ったとき、一緒にいた友人に「納豆カレー食べる?」と聞いたところ、「は?」といった顔をされた。ご存知の通り、ぼくは納豆が好きだ。一方で納豆を嫌いな人もいる。それが如実に現れた事例だ。

 これと同じように人は多かれ少なかれ、特定の個人を好きな人(ファン)もいれば嫌いな人(アンチ)もいる。有名人でない限り、その数は多くないだろう。でも、いることはほぼ間違いない。これは、逆にいうと自分自身のことを好きな人もいれば、嫌いな人もいるということになる。それは当然だろう。

 ふだん、周りには自分のことを好きな人(ファン)、もしくはニュートラルな人が多く集まる。自分がマイナスな発言をすると、心配されることも多い。その頻度が増えると周りのファンは疲れてしまい、離れていく。そして、アンチだけが残る。これは悲しいことだ。自分自身のファンを自分自身の発言で疲弊させ、遠くに追いやってしまってるのだから。もちろん親友などであれば、それをひっくるめて面倒を見てくれるだろう。でも、多くの人は親友ではない。

 マイナスなことを発言してはいけない、ということではない。個人の自由だし止める権利などない。ただ、人は離れていきやすく、ますますマイナスの循環に陥ってしまう。ぼくはそうなりたくない。というまでだ。

 べつに、なにがあったわけではない。なんとなく、飛行機の中で思ったことを文章に残しただけだ。誰かの発言がイヤだなぁとかではないということは記しておきたい。ちなみに冒頭の納豆カレーの話は事実である。世の中には納豆を嫌いな人がいるということを改めて知った。

 でもぼくはマイナスな発言ではなく、くだらない発言で滑りに滑って人が離れてしまう可能性がある、ということを考えなくてはならなそうだ。いや、毎日考えてるんですよ、ほんとうに。

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。