不幸自慢はいらない

「聞いてないよ〜」ということは人生でどのくらいあるのだろうか。ダチョウ倶楽部のそれのように笑えるものであればいい。だが、往々にして笑えないことが多い。そんな事案が今日も発生した。

 ことの詳細を書いてもしょうがないので書かないけれども、こういったできごとを迎えたときに人の行動は大きく二つにわけられる。うろたえる人、そうじゃない人だ。ぼくは典型的な後者。うろたえようが、うろたえなかろうが、結果は変わらないのだから落ち着いて前に向かう。そのためになにをすべきか。ということを冷静に考えるのだ。

 と書くと、いかにも真面目そうで冷静沈着、質実剛健、頭脳明晰に聞こえるけれども実際その通りだと思う、夢の中では。現実世界のぼくは決してそうではなく、すべてを押し殺し、そう見えるように振る舞っている。(そういう風に見えるとは言ってない)

 ブランディングをしているわけではない。ではなぜなのか?と考えたときにでてくるのは、「こういう風に生きてきた、そしてこういう風に生きていきたい。ぼくはぼくだから」というところにいつだって行き着く。

 たくさんの人がいて、たくさんの考えがあって、たくさんの想いがあるこの世界。その中で力強く生きていくには自分らしさが必要だ。その自分らしさを出すための振る舞いがこうなのだ。だからといって感情がないかというとそういうことでもない。表に出すことはあまりないかもしれないが、人並みの感情は持ち合わせている。ヤクルトが勝てば嬉しいし、野球を見れば楽しい。どうぶつの森でレベルが上がると達成感だってある。

 このように様々な感情が渦巻いている心の中だけれども、ネガティブなものを吐き出すことはしたくない。ネガティブなことをポジティブに変換し、おもしろくネタに昇華する。それくらいしないと人生楽しくない。

 ぼく自身の辛いことを共有してもしょうがないとさえ思っている。もしかしたら、痛みは半分になるかもしれないけど、ぼくはそれをしたくない。繰り返しになるけれども、それを全てポジティブネタへと昇華する。不幸自慢などいらない。

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。