向かい風の中で考えていたこと

 最近、強い風が吹いている。仕事がうまくいっている、もしくは、いっていない。を追い風や向かい風で例えるような比喩ではない。実際に風が吹いているのだ。その風はたいていの場合、向かい風だ。

 どの方角にむかって歩いても前から風が来る。そんな、体験をしたことないだろうか。ぼくはここ毎日そうだ。風のある方向へ意識的にあるいでいるわけではもちろんない。たまたま偶然だ。こういう現象ってないだろうか。とても昔といっても30年前くらいだろうか。そういったことがらをまとめたマーフィーの法則といった本があった。今もあるのかは知らないし、調べていない。だけれども、そういったことがらは昔からあったのだろう。だから本になっているのだ。

 このように『自分で気づいた』と思っても、たいていのことは先人達が書籍やインターネットで発表をしている。技術の世界は違うかもしれないが、ぼくらがあらたに見つけるものなど、そう多くない。

 それでも、気づきが大事と世の中で言われるのは、自分で気づく(見つける)ことに意味があるからなのだろう。とぼくは解釈している。それが、人類の進歩だとか企業の発展に繋がるかどうかどうかは重要ではない。自分自身が納得して気づけばそれでいい。むつかしく考える必要なんてない。そんなことを向かい風に向かって歩きながら考えていた。

 考えすぎる人が多い世の中だけどもっと気楽にいこうよ。

 
 

 

 

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。